ミセス羽仁記念の年の卒業生大会

ミセス羽仁ご逝去50年記念の年の卒業生大会は、10月13日土曜日の午後、金木犀の香る南沢に、全国そして海外から481人が集いました。ステージには「思想しつつ、生活しつつ、祈りつつ」の額とミセス羽仁のお写真、右手にミセス羽仁の着物、文机などの遺品や直筆の色紙を学園より展示していただきました。

礼拝は、讃美歌503番、聖書マタイによる福音書13章1~9節。この場に集えない方を想いたいと、図書館横の慰霊碑に記された方々のことをひいて、續木委員長が話をしました。十文字輝雄学園長からは、生活も勉強もスポーツも盛んになり、活気ある女子部の様子を伺いました。そして、節目の各クラスの歩みを聞き合った後、75回生・鈴木さん(アフリカの恵み)、35回生・花崎さん(卒業50年をふり返って)、高橋さん(シドニーから出席)、25回生・Sabraw清子さん(伯母ミセス羽仁の思い出、サンディエゴから出席)にお話をしていただきました。

続いて自由学園資料室の村上先生が、この5月の「ミセス羽仁ご逝去50年記念展」について報告。1932年にニースの世界新教育会議で上映した、自由学園の一日を紹介する映画(1931年製作)を見せて下さいました。最後に「自由をめざして」を歌い、閉会後も多くの方がミセス羽仁を偲びながら熱心に展示をご覧になっていました。

お茶の会は最高学部の食堂で行い、男子部生産の蜂蜜入りの無花果ケーキとクッキーをおいしくいただき、感謝の中、「野の花の姿」を歌って散会しました。

学園の先生方、最高学部1年生をはじめ多くのみなさまの協力で、こころ豊かな一日となりましたことを感謝しています。(53回生・委員長)

*詳しくは、次号卒業生会報をご覧下さい。

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左:委員長による礼拝
中:卒業60年 25
回生のお話
右:展示されたミセス羽仁ゆかりの品々

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左:卒業70年 15回生(90歳)のスピーチ。お招きを受けた女子部食堂にて
中:和やかなお茶の会の席。最高学部食堂にて
右:ミニセールも盛況

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