1977年学部サッカーチームの「30年ぶりサッカーの楽しみ」
OBチーム(1977年学部サッカーチーム)
2007年チーム
1977年学部サッカーチームの「30年ぶりサッカーの楽しみ」
記、赤木真二
今年3月、竹橋アラスカでの新卒業生歓迎会で歓談中、会話は在学中のサッカーの話になりました。2007年3月から遡ること30年、2部に降格して迎えた1977年の話はとどまることもなく、そして話は「久しぶりに同じメンバーで試合をしよう」という方向に発展して行きました。
東京工業大学のグランドでの秋季リーグ最終戦、自由学園学部チームが上智大学を4対3と逆転して都学連2部リーグ優勝を決め、1部復帰を果たした1977年。当時4年生だった34回生が卒業して今年で30年になります。同学会とはいえ、お酒の席での会話はあまり現実味がないのが普通ですが「あのメンバーで試合をしよう」という話はネット上で具体的になっていきました。普段からサッカーをしている人はともかく、ここ十数年ボールすら蹴っていない中年親父がいったい何人集まるのか?半信半疑で出したメールの反応は意外にも「参加表明」が多数をしめていました。
暑い夏を敬遠し、10月の最終日曜日に学園のグランドで普通科と試合をする話がまとまりました。当日は台風一過の晴天。しかしながら学部チームの公式戦のためにグランドコンデイション維持が最優先となり、惜しくも延期となりました。そして年の瀬も迫った12月16日。冬晴れの日曜日の午前中に普通科1,2年生との対戦が実現しました。
12月にもかかわらず3年前に整備された学園グランドの状態は素晴しいものでした。霜解けの泥んこの中で行なわれていた30数年前の学期末の学年対抗サッカーリーグの記憶は遠い過去の話しとなり、当時の感覚とは全く違う乾いたクレーコートでキックオフを迎えました。
年齢差約40歳。経験値で勝る77チームは圧倒的にボールをキープするものの決定力と守備の連携に問題があって前半は普通科の1-0で終了。体力に不安のある77チームでしたが、後半の立ち上がりから守備の意識も蘇り、更にショートパスで攻撃の基点を作って6連続得点を決め一気に逆転して試合を決めました。6得点の口火を切った佐野(D34)のトーキック、山下芳正(現普通科コーチ)の右CKから荻野が決めたヘデイングシュートは見事でした。得点者は2得点の佐野(D34)と中村(D36)、1得点の芦澤(D34)と荻野(D35)。Fwで無得点に終わった泉(D34)の残念そうな顔も忘れられません。普通科の名誉のために77チームには助っ人で62回生の関川君、45回生の鈴木謙二君が参加していたことも記しておきます。正直、このお二方の活躍なしに勝利はあり得ませんでしたし、少なくとも後2,3点は取られていたでしょう。
来年は77、78年合同で普通科に再挑戦するつもりです。若いOBの方々、是非節目の年に試合をやりましょう。色々ハンデイーをつけてやれば、結構面白い試合になること間違いありません。ひどい筋肉痛で週の前半を過ごしていますが、この感覚は悪くありません。
尚、日程調整でご尽力いただいた男子部の鈴木康平先生(D31)、今回の審判を引受けて下さった宮本君(D38)、お休みの所「球蹴り」にお付き合いいただきありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
(記;赤木真二D35)