東北同学会・卒業生会報告
東北同学会・卒業生会報告
二〇〇七年十月二十一日、恒例の東北地区の集まりが岩手県の盛岡でありました。東北六県は、女子部卒業生の結束が強く、その皆さんの主導により各県持ち回りで年一回の集まりが行われています。正式には「自由学園東北在住者の集まり」といいます。
今回は、女子部六十七回生の山代陽子さんと安部智穂さんが民宿や木工などで生計を立てながら、半ば自給自足で暮らす早池峰山のふもと・タイマグラに前日から集まっての泊りがけの催しを募ったところ、実に二十三人もの人々が東北各地と東京から集い、大にぎわいな会になりました。
盛岡から路線バスで一時間半、更に停留所から迎えの車に乗り継いで入る山のなか、今なお残る自然を満喫しました。学校からは十文字学園長が、同級の神田智夫さんと参加、本部からは篠遠牧人さん(D36)と昨年の委員堀内俵助さん(D36)と後藤が出席。東北在住者では室崎洋徳さん(D34)、八重樫芳令さん(D36)、重松孝さん(D50)が見えました。
夜は、タイマグラの幸を味わいながら和気あいあいと飲み語り合いました。翌朝、分乗して盛岡市内へ。明治に建てられた歴史的名園「南昌荘」でお昼を頂きながらの集まりが開かれました。東北在住の諸先輩の消息を伺い、学園長の語る学校の様子に耳を傾けました。
東北は、ミセス羽仁が生まれ育ち、セッツルメントなどゆかりの深い土地です。長い歴史のなかで卒業生も多数活躍されています。
同学会員の出席が二名というのは少々残念でしたが、次回はもっと参加が多くなることを願っています。加えて、タイマグラはお薦めです。
(報告:同学会会報室D37後藤直人)