東北在住者の会 報告

実にゆたかであたたかく、元気をいただいた、楽しい集まりでした。
会場は、山形県庄内地方、遊佐町。20回生、88歳になられる佐藤さんのもとで集まりを、という数年来の願いを実現してのことでした。
7月11日、日本海の海辺に建つ酒田屋旅館に集まったのは、学園長はじめ同学会9人、卒業生会15人と家族の方2人でした。夕食を囲んでの交流会では、ミスタ&ミセス羽仁から受けた薫陶を支えに歩んでこられた佐藤さんと男子部11回生新田目さんのお話、それぞれの思い出、矢野先生への激励が、自己紹介から溢れて10時になってもつきませんでした。
翌日は日本海を望みながら、新田目さんの司会で礼拝。佐藤さんが、生涯かけて育ててこられた幼稚園や酒田の山居倉庫を見学し、12時からの本番の集まり(酒田のレストラン、ル・ポットフー)には、72回生石川さんが駆けつけてくれました。学園長より学園の今について伺い、どのような協力が出来るのか、考える時にもなりました。
佐藤さんの幼稚園を訪ねた折、突然のリクエストで歌った「掲げよ旗を」、新田目さんの呼びかけで歌った讃美歌「神ともにいまして」……今思い出しても、目頭が熱くなります。ミスタ羽仁が新田目さんに言われた「一生懸命、東天寮の床を磨いているか?」という言葉、そして終戦の時、ミセス羽仁の言われた「希望だよ!希望だよ!」の言葉と共に、各々のこれからに、確かに何かが残った集まりとなりました。
(55回生 島津)

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佐藤さんの「杉の子幼稚園」の前で

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掲げよ旗を」を歌う

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