2009年度 卒業生大会の報告
10月17日(土)、南沢にて卒業生大会が開かれました。今年は午前中を女子部オープンキャンパスとし、授業参観や、女子部内の施設を自由に見て回れるようにしました。お昼前には体操館でオーケストラによるミニコンサートが催され、先週体操会の舞台となった大芝生を背景に、気持ちのよいひとときを過ごしました。
午後からは記念講堂に場所を移し、大会が行われました。礼拝は、讃美歌・494番、聖書・詩篇23篇。委員長の野田さんが、人生の折々に聖書の一文や讃美歌の一節が心に浮かぶのは、自由学園で毎日礼拝をし、信仰の種を蒔いていただいたおかげだと思う、と話しました。次に矢野学園長から、先週の体操会から最高学部の様子まで、現在の自由学園についてお話いただき、昔から変わらないものと時を経て変わったものとが一緒にあることを感じました。春に就任された市岡理事長は、2年後の創立90周年事業について、計画を発表されました。
つづいて節目のクラスからのお話をうかがいました。卒業70年になる17回生の幼方さんが生活団でのミセス羽仁の思い出を、27回生の柴田さんはお母様の代からの友の会生活を、47回生のエック・コキールさんはパリ在住で95歳になるピアニストのマドレーヌ・マルローさんの話をしてくださいました。37回生、オルガニストの古澤さんは、J.S.バッハによる3曲を演奏してくださり、美しい音楽に聴き入りました。そして自由学園創立の日の讃美歌74番を、オルガン演奏にのせて全員で歌いました。
学部食堂でのお茶の会では、食事部のケーキとクッキーを楽しみながら、懐かしい方々との再会に話が弾みました。最後に「野の花の姿」を歌って、なごやかに閉会しました。
今年は新型インフルエンザが流行し、大会への影響が心配されましたが、まもられて無事に開催することができました。午前からは110余人、午後の大会には460名の方が出席し、学園の先生方、最高学部生をはじめ多くの方々のご協力のもとに、こころ豊かな一日を過ごせましたことを感謝しています。(65回生 副委員長)
左・正門横で受付、右・バスから降りて食堂前へ
左・体操館でミニコンサート、右・女子部食堂に招かれて昼食
左・節目のクラスの報告、右・オルガンとあわせて讃美歌を
左・学部食堂でお茶の会、右・ミニセールもにぎわって