新卒業生を迎えて合同説明会と歓迎会

合同説明会報告

春らしい日ざしに恵まれた3月16日、卒業を翌週に控えた学生たちへの合同説明会を明日館で行いました。これは、女子部卒業生会・同学会の新しいメンバーとなる方々に、卒業後に属し関わる団体について理解し、今後も共に支え協力していただきたいという願いをこめて行ったものです。

当日、女子部86回生(4年課程)、88回生(2年課程)、同学会66回生にあたる皆さんは、雑司ヶ谷での墓参をすませて9時に明日館に集合、芝生で記念撮影をした後、会場の食堂に入りました。説明会では、卒業生会委員長・同学会副委員長・協力会会長がそれぞれの会の運営や入会について話し、婦人之友社・自由学園サービス・友の会中央部の方からご挨拶や説明があり、新卒業生となる方々は配られた資料を見ながら、熱心に聞き入っていました。
お茶とクッキーでしばらく歓談しながら、男子学生は登録手続きなど行い、その後は2グループに分かれて約1時間、明日館・婦人之友社・JMショップを見学。11時半には終了して、学生たちは南沢に帰っていきました。

今回は、卒業生の活動の場である明日館で会合をもつことができ、自由学園関連団体の方々にもご協力いただいて、自由学園が社会に働きかけつつある団体であることを理解していただくよい機会であったと思います。

合同歓迎会報告
卒業式翌日の3月23日夜、竹橋のレストラン・アラスカで合同歓迎会を開催しました。女子部卒業生会35人、同学会99人が出席し、新卒業生39人(女子2年課程6人、4年課程12人、男子21人、欠席5人)を迎えて173人の盛会でした。

歓迎会をこの形でするようになって3年目の今年は、新卒業生が入学したときの室長クラスや2年課程で先に卒業した同級生など、若い年代が会の中心となるように準備をすすめてきました。同学会次年度副委員長(D40)と卒業生会実務リーダー(J55)の二人が司会をつとめ、拍手で迎えられた新卒業生が横に並んだその正面に、代表が立って次々とお祝いの言葉を述べました。若い卒業生から「『星の王子さま』に出てくる、目には見えない”大切な”(essential-本質的な)ことを自由学園で学んだと思う」(D64)、「新しい社会で必ず自由学園らしさを出せる時がくると思うので、頑張ってほしい」(J83)とエールが送られ、新卒業生代表は「自由学園のよい手紙になれるよう努力したい。10年後が楽しみ」(D66)、「多くの人に愛されてここまで来られたことへの感謝を忘れず、これからも歩みたい」(J88)と話しました。

その後、食事や歓談の時間がたっぷりとあり、会場全体が親しい雰囲気に包まれ、なごやかに話す風景があちこちに見られました。羽仁知治さん(D40)が、持参したキーボードでジャズを演奏してくださり、最後の「かかげよ旗を」もその伴奏で合唱し、約2時間の会を終えました。

参加費用、呼びかけの仕方など課題もありますが、よりよい歓迎会の形を模索しながら、共学になった新卒業生を加えて力強く歩んでいきたいと願っています。
(55回生 委員長)

 

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左・2009年度新卒業生の皆さん
右・3月16日・食堂で合同説明会

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左・2組に分かれて説明を受ける
右・JMショップも見学

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左・3月23日「アラスカ」で合同歓迎会
右・ジャズの演奏も

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