北海道卒業生会報告
北海道卒業生会報告
北海道卒業生会の集まりは、ゴールデンウイークに入る4月29日(木)の午後、札幌市内にあるパティスリー&ビストロChanoshita(チャノシタ)で開催されました。このお店は男子部26回生渡辺健一さんのお嬢さん茶野下まりさん(J77)がシェフの奥様であり、彼女自身もパティシエとして、素敵なスイーツに腕を振るわれているという地元でも知る人ぞ知る有名店です。
茶野下まりさん(J77)とご主人、ご主人の弟さん
今年の北海道は、例年に比べて日照時間も短く、ゴールデンウイーク目前にも関わらず、桜の木は開花どころか葉も芽吹かないという異常気象で、卒業生会当日も小雨の降る肌寒い天候でした。しかし、会には北海道内外、遠くは沖縄からも、男子部12名、女子部16名、子ども3名あわせて31名が集まり、和やかで楽しいひとときとなりました。
会食風景
定刻を若干過ぎて始められ、美味しいカジュアルフレンチとワインなどで会食が進んだところで、幹事である男子部29回生の加藤英雄さんが、この北海道卒業生会開催の経緯を説明されると共に、あわせてご自身が長年勤務された会社を定年退職され、この5月から新得共働学舎で宮嶋さんの仕事をサポートされることになったとのお話しがあり、参加者一同がその新しい門出を祝福しました。
幹事の加藤英雄さん(D29)
そして、今年4月より男子部長に就任された高橋和也先生(D40)より、自由学園の近況報告が行われ、学園の置かれた現状が大変厳しいこと、しかしそのような中でも教師、学生が共に様々な新しい取り組みを進めていることが詳しく話されました。
高橋和也先生(D40)
また引き続き、同学会からは佐藤祐一新委員長(D40)が、新年度に向けた活動方針などを資料を元に詳しく説明しました。特に、今年度より活動が始まる予定の「自由学園90周年記念事業募金」についても、出来る限りの協力をしていきたいと報告しました。
佐藤祐一新委員長(D40)
その後、参集した卒業生一人一人から、ご自身の近況や学園への思いが語られました。特に、北海道本別生活学校の林育雄さん(D14)からは、思い返してみると我々の仕事や生き方の基本は、まさに学園生活の中から教えられた実学であったとお話し下さいました。
林育雄さん(D14)
また、新得共働学舎の宮島望さん(D30)は、自由学園への経済的支援としては、ご自身のチーズ作りを活かした二次加工技術を伝承したり、学園の各植林地から付加価値のある間伐材を切り出す方法を試してみることなどがあるかも知れないとのお話しは、ある意味単なる募金だけでなく夢の広がる話に感じられた。
新得共働学舎チーズ熟成室での宮島望さん(D30)
そして、会の最後には参加者全員での記念撮影のあと、来年の再会を約束し散会となりました。
参加者全員で集合写真
なお、一次会の後には、林さんをはじめとして時間の許す方々が、吉島久晴さん(D36)のワインバー「ランス」にて、さらに厳選された美味しいワインと共働学舎のチーズに舌鼓を打ったこともご報告しておきます。
ランスでの語らいのひととき
(D40 山本記)