定期総会開催される

定期総会開催される
さわやかな五月晴れの中、母校に111名集う

クラス委員会
5月22日（土）、同学会の定期総会が自由学園最高学部食堂にて開催された。
総会に先立ち、午後12時45分からクラス委員会が開かれ、34名のクラス委員と2010年度新本部委員が出席した。
司会は、島谷忍総務運営室長（40）。まず小沢優貴副委員長(40)が開会の辞を述べ、佐藤祐一委員長(40)が挨拶をした。続いて山本修副委員長(40)がクラス委員の役割について説明し、総務運営室の笹川卓志さん(42)からはクラス委員への依頼事項を、北野啓二予算管理室長(40)からは会費徴収についてのお願いを、さらに吉井克之イベント企画室長(40)からは予定している各イベントへの参加要請をそれぞれ述べた。また、橋直彦副委員長(40)から会費納入状況などについて説明がなされ、小沢副委員長からは九十周年記念事業募金に対する取り組みについての協力依頼があった。
その後、グループごとに分かれて本部委員も加わりミーティングを実施し、岡田俊輔副委員長(41)の閉会の辞でクラス委員会を終了した。

2010年度定期総会
午後2時より、2009年度新井素也副委員長(39)の司会で総会が始まった。
矢野恭弘学園長(26)による礼拝では、讃美歌352番を歌い、コリントの信徒への手紙Ⅰ第3章10節から13節が読まれた。矢野学園長は、「この1年間本部委員の熱心な活動に感謝するとともに、本日発足する新本部委員の活躍に期待したい」との挨拶のあとに「来年90周年を迎えるにあたり、学校全体として大きく3つの目標〈自治の力をより強くする。一貫教育のつながりを強化する。無駄退治をさらに続ける〉を立てて活動している」と述べられた。また、年度内に天に召された10人の会員のお名前を読み上げ、黙祷が捧げられた。

続いて、山下和彦委員長(39)から2009年度の活動報告があり「スローガン『同学会を通じ自由学園への思いを増やす』を掲げて、活動してきた。本部委員会は8回開催し、幅広い年代の意見を聞くことができた。定期総会、新年総会、3月の新卒業生合同歓迎会には多くの方に出席をいただき、また、新卒業予定者に対する帰属団体入会に際しての説明会を卒業生会と合同で開催した。ホームカミングデー、ゴルフコンペ、那須農場キャンプなどのイベントの他、就職支援室員による支援活動、地方同学会、同学会報・ホームページによる情報提供などを実施してきた」と述べた。
田中寿穂副委員長(39)から会計報告がなされ、鈴木健司会計監査委員(30)の監査報告を受け、拍手をもって承認された。
次に、山下委員長から、単年度では解決不可能という継続検討課題として、（1）最高学部共修時代を迎えた卒業生団体のあり方、（2）次回評議員候補者選出の課題、（3）同学会の余剰金会計の課題、（4）若手卒業生の同学会活動への参画促進、（5）男子部歴史編纂に対する協力、（6）創立九十周年記念事業、の各取組みに関して報告があった。田中副委員長から回生別会費納入状況報告があり、報告事項は終了。

更迭式では、山下委員長が「母校自由学園の発展のためにどのような協力ができるのか、学園に何度も足を運び模索した。同級生を始めとする先輩後輩会員の皆様のご支援のもとに活動できたことに、心から感謝したい」と、熱い思いを込めた退任の挨拶をした。

司会は2010年度総務運営室長の島谷さんに交代し、新委員長佐藤さんが「厳しい状況下にある大事な母校に対して、私たち自身が何ができるかということを思いながら学校のことを考えて行きたい」と就任挨拶をした。

山本副委員長からは、新年度の活動方針・組織・年間予定などを説明し、スローガンは昨年の思いを継承し『自由学園への思いを増やす』であることを発表した。引き続き予算案を橋副委員長が説明し、拍手をもって承認された
その後、岡田副委員長から就職活動の現状報告および支援のお願いがあり、副委員長の阿部広報室から広報活動、吉井イベント企画室長からイベント開催予定についての報告がなされて、総会が終了した。
自由学園報告
続いて90周年記念事業募金趣意書について市岡揚一郎理事長（16）から、自由学園の治水排水施設の整備や旧東天寮の再活用、木工所改築、長期人材育成基金創設などについて説明と支援依頼があった。
また、田島邦彦協力会会長（16）からは、11月23日(火・祝)に予定している南沢フェスティバルなどへの参加依頼がされ、高橋和也男子部長(40)からは学園の近況報告があり、懐かしい様子を拝見できた。
その後お茶の会が催され、最後に全員で男子部讃歌を斉唱し16時50分に散会した。
久しぶりに感じる学園の風の中で開催された、5月の総会であった。

（副委員長　阿部 泰久(41)）