特別支援学校の介助員(2009年5月16日)
私は、知的障害を持つ小学校1年から高校3年までの生徒が通う特別支援学校で、スクールバスの乗務、授業、着替え、食事などの介助をしています。
手話を交えて歌ったり、手をつないでランニングやリズム運動に汗を流したり。給食もいっしょにいただき、苦手な食べ物のある生徒には、一口ずつ「おいしいよ」と声をかけて、何でも食べられるように励まします。靴の脱ぎ履きの補助を毎日積み重ねるうちに、自分から靴を脱ごうとする感動の瞬間にも出合います。恥ずかしがりの子がそっと手をかけてきたときや、頑張って何かできたときの笑顔をみると、この仕事をしていて本当によかったと思います。
想定外の出来事やチームワークを要することの多い職場で、自由学園で学んだ「臨機応変に行動する力」や、「自治生活」、「気が付き仕事」の考え方が役に立っています。
(65回生 渡辺)
生徒が校庭で育てているハーブ。石鹸やリースなどの製品にします。