インテリアコーディネーター(2010年1月23日)

学園での美術の授業や、明るくシンプルでありながら、エレガントでドラマチックな校舎に囲まれた生活から、インテリアに興味を持つようになり、設計事務所に就職しました。今はホテル、マンション、オフィス等の、主に家具セレクションを担当しています。

インテリアの仕事は、人間の五感を通して生活に直接関わってきます。内装や家具は洋服等と違い、毎日目に入ってくるのに、簡単には変えることが出来ません。でも、例えば照明で作る陰影がふっと時間の流れを変えてくれたり、ファブリックを毛糸から麻へと変えたら部屋の中に季節が巡ったりと、小さな変化が新しい毎日を始めさせてくれます。

仕事でも毎日の生活でも「想像力」が特に大切だと感じます。読んだ本、聞いた話などを自分で考え、想像する力を筋肉のように鍛え、豊かにしたいと思っています。
また「決断力」も大切です。日々の一つ一つの決断こそが、自分自身をつくっていくからです。
想像力も決断力も、自分の中にある知識や経験から生まれてくるものです。
家庭と仕事と充実した毎日、学園の生活の中で感じた自然の美しさや、友人との楽しかった思い出が、今とても活かされていると感じます。(79回生 鈴木)

 
マンションのモデルルームの中のベッドルーム。光にこだわって設計しました。

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