番組制作(2010年5月29日)
卒業後について考えたとき、自分が夢中になったことは何かと振り返ってみると、テレビやラジオがその一つでした。あるラジオ番組に投稿し、自分の書いたものが読まれるのがうれしくて毎週ハガキを出し続けたこともあります。これだと思って、放送関係の専門学校で勉強し、その後放送作家として活動。現在はBSの放送局に勤務し、主に制作デスクとして十前後の番組を担当。番組によって仕事内容は異なりますが、それぞれのプロデューサーの補佐、番組納品の管理、制作会社との連絡などが主な業務です。
物事を幅広く見るために知識は大切ですが、人間力というものに学歴は関係ないのではないでしょうか。職場で、ゴミ箱があふれそうになっていたら新しい袋を出す、会議室の椅子の背をそろえるなど、学園で当たり前だったことをしているのに感謝されます。こういうことを"やらされている"と思わずにできる感覚は、大切だと思います。また、大勢の人と物事を進めるときはどういう組織で動いたらいいかも、自然に身についていると思います。
今回スピーチをして、学園での学びがあらゆる所で活かされていることに気づかされました。(75回生 高倉)