看護師(2010年9月25日)
看護師として働き始めて2年目。まだまだ初めての経験も多く、勉強の日々です。看護師は、体、頭、心、そしてわたしのもつ雰囲気、表情なども全部つかって、患者さんと向き合います。しかもそれを患者さんに合わせて維持できなければなりません。緊張や責任がたくさんあって、1年目の頃は毎日家に帰ると倒れるように眠っていました。
そんな中でもやってこられたのは、学園での経験が作ってくれた「わたし」があるからだと思います。人の前で話すこと、一つのことを成し遂げるのに必要な過程を経験として知っていること、自分の意見を持つこととそれを伝えることの大切さ、苦手なことでも我慢したり、やってみること、人の話を聞くこと、何かを感じ取ること、自分自身を振り返るときを持つこと、信じられる友がいること・・・・・・女子部で生活していたときに当たり前と思ってやっていたことが、実は社会に出たときに一つの能力、強みになっていると感じました。
壁に当たったときや不安なとき、ゆるぎないものがあれば倒れずに持ちこたえられる。自分の中に信じられるものがあるかないかで大違いだと思います。(83回生 眞田)