第５回那須農場キャンプ大会

第５回那須農場キャンプ大会

「キャー楽しい！」「キュウリが棘とげで痛くて持てな～い！」元気な子供達の声がトラクターの荷台から、畑から秋晴れの那須の空に響き渡りました。
　今年は口蹄疫の問題で開催が危ぶまれましたが、9月18日（土）～19日（日）に同学会主催による『第５回那須農場キャンプ大会』が開催されました。今年はちょうど稲刈りに来る現役学部生、高等科生も参加する事になり、卒業生、在校生とそのご家族、現役学生と計１１１名が那須農場に集まりました。
シルバーウィークという事もあり渋滞で到着が遅れる方が多数いらっしゃいましたが、初日は農場スタッフのご好意により、ご自身の畑で子供達にたくさんの野菜の収穫をさせていただきました。また蛇尾川での石拾い、トラクターの荷台に乗っての農場散歩。夕暮れ時からのバーベキューでは、お腹を空かせた子供も大人も用意した食材全て食べ切りました。当日収穫させていただいた野菜の味は、どんな食材にも優るおいしさでした。そして陽が落ちてからはジャズピアニストの羽仁知治君（40回生）の『星空ライブ』が行われ、満天の星空の下、羽仁君のピアノ演奏に酔いしれ、まさに星空ライブを満喫する一時でした。
翌朝は５：３０から牛の乳搾り、バター作り、朝食後にはサツマイモ掘りと農場ならではの体験をし、その後子供達は前日拾って来た蛇尾川の石にペインティングをして、思い思いの作品を仕上げました。その間大人達は会場内の片付け、清掃を行い、最後に参加者全員で集合写真を撮り、同学会主催としてのイベントは終えましたが、今年は現役学生達が「勇気米」研究の一環で稲刈りに来ていたので、イベント後に稲刈り体験もしました。炎天下での作業で大変でしたが、たわわに実った稲の穂を大事そうに握りしめ大騒ぎしながら帰って来る子供達の姿は、疲れをも忘れさせるものでした。

今回で５回目となったキャンプ大会は、昨年より始まった全員参加型の運営を継承し、参加者全員が準備やお世話担当に加わっていただく事により、積極的に参加いただける密度の濃いキャンプになりました。卒業生、在校生とそのご家族、先生方が触れあい語り合える貴重な場になり、学園のまた違った良さを知っていただく場でもあるイベントでした。このようなイベントを同学会としても増やして行きたいと考えております。継続して参加されるご家族が多いという事からも、このキャンプの意義を感じていただけるイベントですので、来年もより多くの卒業生、在校生家族がご参加いただけることと楽しみにしております。

イベント企画室　吉井克之（D40）