シカゴより 手作りのおせち料理を囲みながら
先に私たち3人のことを掲載していただいてから、1年半余りが経ちました。幸いなことにその後も年に3回ほどの集まりを継続しております。
昨年のクリスマスには雪が降らず、暖冬といわれていましたが、今年に入り気温は平均して華氏25度前後(摂氏マイナス4度くらい)、積雪が見られるようになりました。1月14日、3人(35回生 古屋さん、37回生 高山さん、55回生 雑賀)が元気に古屋さんのお宅にそろい、雪化粧された美しい庭を前に、手作りのおせち料理を囲みながら2012年最初の集まりをすることができました。
昨年3月の東日本大震災は、全世界へ大きな衝撃となりました。
当日より、限られた情報源を頼りに、自由学園の皆様はいかがされていることかと案じ、まずはそれぞれで献金をとおしてお悔やみの気持ちを表しました。
9月に冬到来前の支援物資が必要との知らせをうけて、高山さんは即日シカゴより衣料を発送されました。また災害支援ボランティア活動の登録も済まされ、11月の一時帰国にあわせ、37回生の協力のもとに、「ねこ半纏」の作成に従事されました。
昨年12月末に届いた卒業生会報で、被災地への援助体制がよりわかるようになりました。その復興には、計り知れない努力と忍耐が必要なことを痛感しております。今回の集まりは、高山さんのクラスの援助活動の詳細を伺いながら、微力ではありますが3人で協力をして実益のあるお手伝いを考える機会となりました。
学園の指導者の方とご一緒いたしますお集まりとはまいりませんが、次世代にむけての学園を考えながら、また生徒のころを懐かしく思いつつ、卒業生である自覚を新たにする貴重なひとときに感謝しております。
卒業生の皆様で当地へお越しの際には、ぜひお声をかけてくださいますよう、お待ちしております。(55回生 雑賀)