厚生労働技官(2011年12月17日)
私は厚生労働技官研究職で、厚生労働省の研究所に勤務しています。国内外の感染症の流行、集団発生・異常集積時の疫学調査、感染症対策の計画立案のための研究を行います。
具体的にはインフルエンザ等の感染症の患者発生を、リアルタイムに情報収集し提供するシステム開発です。薬局や学校、保育所でのサーベイランス(監視する・調査する)を考案しています。
自由学園で一番勉強したことは、「何をよくしたいのか?」という課題を発見し設定することです。このことが、いまの仕事に役立っています。
現在もよくしたいことがたくさんあります。子どもたちを感染症から守りたいと考え、予防接種や感染症対策の研究を続けています。早期に感染症対策が講じられるようなるにはどうしたらよいのかと考え、早期に感染症流行を探知する方法を研究しています。(70回生 菅原)