フリーランス ライター・編集者(2012年7月7日)
自由学園卒業後、大学で数学、大学院で教育社会学を専攻しました。論文執筆の際に多
くの方のお話しを伺い、「人に話を聞き、それを形にして発信する」仕事に興味を持ちました。大学院修了後は月刊誌の編集部に6年ほど在籍し、その後独立。
現在はフリーランスのライター、編集者として教育分野の仕事を中心にしています。
持病の治療のため、会社員生活をあきらめましたが、収入は不安定
になったものの、フリーランスでの仕事は緊張感もあり面白いです。常に「なぜ?」という問題意識をもち、その答えを知りたいという気持ちが、取材・執筆の
原動力になっています。取材相手からどれだけのものが引き出せるかは、事前準備と、当日その場での臨機応変な対応にかかってきます。この仕事を始めてから
10年たった今でも、慣れることはありませんが、自分の知らない世界を人から聞き、それを社会に広めることができるこの仕事は、魅力的で辞められません。
この仕事で特に重要な、思考力、行動力、そしてコミュニケーション能力は、学園在学中に縦割り組織で鍛えられました。机上での勉強は一人でもできますが、こうした力は集団の中でしか身に付けられないので、貴重な経験だったと思います。(74回生・菅原)