サマースクールのお手伝いをして
8月6日(月)~11日(土)の6日間、全国友の会・自由学園・婦人之友社3団体の支援活動として、サマースクールが南沢で開かれました。この企画は、福島の子ども達に、のびのびゆったりとした生活をしてもらおうという趣旨のもとに開催されたものです。福島、郡山、平、那須友の会会員の家族を中心に、小学生24名、乳幼児17名、 家族の方を合わせて22家庭64名を迎え、清風寮を宿泊施設とし、幼児生活団、初等部など、学園の施設を利用しての様々な活動が行われました。
卒業生会からは、食事作りと川遊びの付添いに、延べ11名がお手伝いとして参加しました。食事作りは、東京第一友の会の方が担当され、私達卒業生は毎日1名ずつ参加し、清風寮に午後3時半に集合して、夕食を作った後、福島の方達と一緒に食堂でいただき、後片付けと翌日の朝食の準備をして午後8時に解散しました。
5日目の川遊びは、記念寮脇の落合川上流に格好の場所があり、そこで楽しみました。女子部、男子部の高等科の生徒や学部生が子どもとペアを組み、学園との往復や川遊びの間もずっと世話をしてくれました。私達卒業生会は、皆の安全や荷物の管理、タイヤチューブのボートの運搬やテントの片づけなどでサポートしました。
「福島ではこんな遊びはできなくなってしまったので、とても嬉しかった」「東京は大都会と思っていたが、自然がいっぱいあるし、歩いて行ける範囲に川遊びが楽しめる場所があるなんて、驚きました」などの感想をいただき、卒業生会としても、被災者の方々の震災後も続く厳しい生活の中、夏休みの楽しい思い出作りのお手伝いができたことに感謝しています。
(58回生 高橋)
サマースクール、当日の様子については、自由学園のホームページ内、学園の近況、女子部の近況をご覧ください。また、婦人之友10月号「自由学園だより」でも紹介されていますので、併せてお読みください。