那須農場労働支援ボランティア(9月29・30日実施)の報告
那須農場労働支援ボランティア(9月29・30日実施)の報告
9月29日(土)、大型台風が日本列島を縦断するという予報の中、農場の支援に7名が集まりました。
今回は、以前より懸念されていた牧柵(腐ったり倒れそうになっていた)の打ち直しと取り換え、つるが絡み合って伸び放題になっていた牧柵下の草刈り、学園の大芝生から移植した芝の手入れ、イチゴの定稙、重機による作業などを行いました。
牧柵の修繕
イチゴの定植
芝刈りには、今回初めて学校からお借りしたエンジン芝刈り機が大活躍。地面の凹凸のためか少し虎刈りになってしまいましたが、逆にそれがいい味を出しています。刈った芝を集めるのには牧草用の重機を活用したのですが、初めて操作をした同学会員、なかなかの腕前です。
芝刈り
刈った芝生を重機で集める
芝生の横には、小さいながらも花壇を作り、カスミソウの種を蒔きました。水やり当番は、農場職員のお子さんのコータロー君2才。大きなじょうろを両手で持って、一生懸命です。実に頼もしい。かれんな花が咲くのが待ち遠しいです。
今回植えたイチゴは、収穫後にはジャムになったり、農場自慢のアイスの中に入るかもしれません。こちらも楽しみ楽しみ。
朝5時からの牛舎掃除と餌やりから全員が集合し、職員の皆さんの毎日の苦労を身をもって感じました。
また、9月は牛の飼料にするトウモロコシ(デントコーン)の大規模な収穫があるため、農場にとって1年の内でも最も忙しい時期です。農場内にある11ヘクタール約80万本もの膨大な量のトウモロコシを重機を使って刈取り、細かく裁断しサイロに詰め、巨大なビニールで密閉後、3トンの鉄板で圧します。これによりトウモロコシは乳酸発酵をして、牛のえさであるサイレージになるわけです。
同学会が定期的に実施している毎月の支援では日程も合わなかったので、複数の助っ人が声を掛け合って農場に集まり、重機を駆使して手伝いを行いました。
中には毎週のように農場で活動をした人もいて、予定通りの工程で作業が終了しました。
農場では、毎回自炊当番が腕を振るい、おいしい食事をいただいています。
また、日曜日の昼食後にいつもいただく農場特製のアイスクリームが、労働後の疲れをいやしてくれます。
農場職員とそのご家族が毎日明るく生活している那須農場に、一日も早く学園の学生たちが帰ってくることを夢見て、数十年ぶりの労働を楽しんでおります。
早朝の牛舎の手伝い
今回の参加者
※10月の那須農場労働支援ボランティアは10月27・28日を予定しております。参加希望の方は『「那須農場労働支援ボランティア」募集のお知らせ』(http://www.dougakukai.org/info.php)からお申し込みください。
同学会震災復興支援室