東北在住者の会 報告
7月7日(土)、気仙沼市市民会館で、東北在住者の会を開催しました。気仙沼も東日本大震災で大きな被害があった地域です。昨年、いわきでの集まりでも多くの人が感じたように「顔を合わせて話をすることで、力を作り出す」ことを願い、場所を決めました。学園からは市岡理事長、入試対策室の中村先生と荻野さん、羽仁淳先生。同学会・卒業生会委員長や関東・北海道・甲信越からの参加者もあり、家族も含め、総勢39名でした。
昼食に68回生熊谷さんのお店のお弁当をいただきながら、お話を伺いました。仮設住宅に暮らしながら別の場所でお店を再開したことを、ご本人とお姉さん(64回生菅さん)が話され、「その時、その場所で最上と思うことを決めていくことの大切さ」を改めて感じました。他の参加者からは現在取り組んでいることを、同学会からは学園大芝生の那須農場への「移動大作戦」の報告などを伺い、第一部を終了しました。
第二部の夕食会は再開された熊谷さんのお店「宮登(みやのぼり)」ヘ場所を移して。季節の材料を使ったお料理の数々を味わいました。
翌日は、希望者が、唐桑半島で牡蠣の養殖をしている方のお話を伺ったり、復幸マルシェ(市場)で買物をしたり、陸前高田、舞根(もうね)、階上(はしかみ)などを見学。
「来て、見て、知って」「泊まって、買って、食べて」によって、被災地とそうではない地域に住む方との距離が縮まることを願っています。(59回生 根本)