6月29日(土)「絆ベンチ」製作のご報告
6月29日(土)「絆ベンチ」製作のご報告
去る6月29日土曜日、同学会11名と男子部中等科3年生が協力して那須農場で使用するベンチを製作しました。震災後中止を余儀なくされていた那須農場親睦キャンプ大会ですが本年度より再開されます。あわせてピアニストの羽仁知治君(40)とJ(S)W宮田和弥君(44)小林雅之君(44)による星空ライブも開催されることとなりました。
以前キャンプファイヤーや星空ライブの時にみなが座っていた那須農場広場の丸太ベンチが同学会による除染作業で破棄されました。今回キャンプ再開にあたりベンチを製作できないかと男子部中川龍先生(39)に相談したところ「是非男子部も一緒に製作したい。」と申し出ていただき男子部と同学会が協力して作ることになりました。
9月のキャンプに間に合わせるために急遽1学期中の製作となり、同学会での募集期間が短く参加できなかった方も多くいたと思われますが、なんとか同学会予定人員11名の応募があり実施となりました。座面は名栗で採れた間伐材、脚部は学園で伐採され余った木々を材料とする。「おじいさんが植え、お父さんが育て、孫が採った。」三世代をつないで完成するベンチということで愛称「絆ベンチ」となり、設計は生徒と中川先生が行い準備から山縣基先生(53)にも助けていただきました。
当日朝10時半に正門に集合、その後教室で同学会1名につき生徒3名の11グループに分かれ作業にあたりました。長さ2m太さ約50cmの丸太を縦に半分に切り座面を整え脚部を付けるための工夫をする、同学会と生徒が話し合いグループごとに材料を選び製作が開始されました。ここでチェーンソーをかついでオガクズよけのマスクを付けた山本幸右先生(35)が登場、座面の粗削りや脚部取り付けの溝加工など大活躍でした。
梅雨の晴れ間の青空の下、生徒と大先輩が相談をしながら作業は進みました。作業についてだけでなく休日の過ごし方や、今興味をもっていることなど会話のはずむグループもありました。作業は1時間ほどで終了、チェーンソーやノミを木槌でたたく音が響き多少ほかの授業に迷惑をかけたかもしれません。同学会と生徒が楽しく交わりベンチをつくるひとときを過ごせました。
昼食は男子部生徒とともに同学会も記念ホールでいただきました。その後芝生で記念撮影を行って終了。11脚のベンチが完成しました。座面の仕上げなど残ったものは学期中に時間のある生徒が行いその後同学会が7月度那須農場支援労働時に運び那須農場にて最終組み立てをする予定です。
委員長 松原剛(43)記