サマースクールのお手伝いをして
全国友の会・自由学園・婦人之友社3団体の支援活動であるサマースクールが、8月5日(月)~10日(土)、緑深き南沢キャンパスに於いて開催されました。これは震災の影響で外遊びのままならない子どもたちとそのご家族に、ゆったりとした時間を過ごしてもらおうというものです。
2度目の開催となる今年の参加者は、福島、郡山、平、会津、那須の、各友の会会員の家族を中心に小学生25名、乳幼児33名、 家族の方を合わせて29家庭と引率の会員1名、計87名を迎え、学園内外の施設を利用して様々な活動が行われました。
卒業生会からは、夕食作りと川遊びのサポートに延べ9名が参加しました。
食事作りは、東京第一、第二、第三、第四友の会、武蔵野友の会、多摩友の会の方が担当され、私達卒業生は4日間1名ずつが加わりました。清風寮のお台所で、夕方4時頃から120人分のお食事を仕度した後、皆さんと一緒にいただき、後片付けと翌日の朝食の準備をして午後8時頃に終了。ある日の終了後には講堂で行われていた、歌手の木山裕策さんのコンサートを聴かせていただくという嬉しい出来事もありました。
3日目と5日目は、東京で唯一「平成の名水百選」に選ばれている、記念寮そばの落合川で川遊びが行われました。今回は、川の近所にお住まいの落合川をよく知る卒業生に、個人ボランティアの形でのサポートをお願いしました。猛暑日でしたので、学園と協力して日陰や突然の雨に備えての大きなテントの設営や、川の中の見守り等を行いました。
昨年に続き女子部・男子部の生徒や学部生が子どもとバディを組み、学園から川への往復や川遊びの間もずっと世話をしてくれました。お兄さんお姉さんにすっかり頼ってのびのび遊ぶ子ども達や、その傍で慈しむような眼差しで見守る学園生達を見て、お互いにとって忘れられない夏の思い出に、そして成長の体験になること間違いないと感じました。
いまだ続く震災後の厳しい生活の中、ひとときでも楽しく、そしてゆったりと過ごしていただき、卒業生会もそのお手伝いができたことに感謝しています。(災害支援実務担当 59回生 熊崎)
当日の様子は、自由学園のホームページでも紹介されています。
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