2013年8月度那須農場復興支援のご報告
2013年8月度那須農場復興支援のご報告
今月8月も那須農場の復興支援を8/17?18(土日)にして参りました。
まず早朝マイクロバス組にハプニングが発生しました。この時期お盆渋滞も考慮して通常より1時間早く集合しましたが何と!マイクロバスのクーラーが起動しないのです!? 8月という季節柄、車内でクーラーが効かないと一体どういう状態になるか。皆さんも想像がつくかと思います。いろいろ電気系統をみてみましたが残念ながら起動せず、、、。悪戦苦闘の末、出発時刻を15分程遅れてクーラー無しマイクロバスの出発となった訳です。車内の窓を全開にして、まるで青春映画の旅立ちの如く。
勇ましい出発ではありましたが、天気は曇り気温も然程上がっていなかったためでしょうか。以外や以外、心地よい風がよく入ってきました。しかし運転席や助手席どうだったのでしょうか???運転手の中村君(D46)も運転手デビューにこんなハプニングが待っているとは!中村君がこの日のために用意したと思われる運転手袋から心意気が感じられました。神様は我々に見方してくださり、車内はまずまず快適でした。
さてさてそんなハプニングがありながらも、マイクロバスは予定通り農場に到着したのであります。
今回のボランティア参加者は、同学会員16名とその他学園関係者で総勢21名の参加となりました。各自、熱中症に気を付けて休憩と水分をこまめにとるよう心掛け、予定通りの作業をこなして参りました。その労働内容につきましては、
・来月行われる同学会主催キャンプ準備確認作業
・昨年11月に植樹した桜支柱立て&桜周辺草刈り
・池掃除
・農場内県道沿い草刈り
・サイロ周辺掃除
・芝生雑草抜き
・同学会水田のヒエ抜き
・トラクター再生周り確認作業
以上を中心に作業して参りました。
ちなみに私はこの労働メニューの中で主に水田のヒエ種抜きを担当してきましたので、そこに特化して労働のご報告申し上げたいと思います。
水田においてヒエとの戦いの歴史は、まさに日本に稲作が始まって以来の長い長い歴史と等しいのです。昨今、除草剤でヒエとの戦いが楽になってはいますが、我々は本来のおいしいお米を作るため一切の農薬を使用せず作業してきました。よって稲も育つがヒエも育ちます。稲よりも若干背丈が高くなったヒエの種を摘む作業が今回の作業の中心なのですが、まずは水田の状態を見渡し率直な感想。これまで幾度となくヒエを散々抜いてきた我々にとってこの現況は、「いったい今までどれだけのヒエを抜いてきたと思ってるんだ!?」と叫びたくなりました。抜かなかったらどうなっていたことか、本当に凄い生命力です。この状況この写真を見て下さい!黒く見える種は全てヒエの種です。
まさに呆れる数のヒエの種。これまでに2tトラック5杯分以上のヒエを抜いてきたと思います、にもかかわらずこんなに実ってしまいました。このヒエの種を稲より背丈が高い所に実っている部分だけ全て取り除きます。さあ頑張るぞ!!
今回このヒエの種抜きに関しては結局10?11名で作業しましたが、土曜日には終わらず翌日の10時位までかかってしまいました。作業中、次回の田植えの際どうすればヒエを効率よく除草する事ができるか?そればかり考えたりしていました。ガラコロという除草機を初期の段階で縦横(従来は縦のみ)に行うとよいかもしれないというアイデアがその一つです。こういうアイデアは本当に貴重だと思います。実際に作業をしている中でどうしたら効率良くより多くの収穫を得られるか?これは私たちの日々の仕事にも常に求められることだったのです、いやいや作業効率とはまさに生活の知恵と知識の結晶なのです。
<那須農場支援:これまでの参加人数>
●今年度参加人数
*4月 同学会員18名 学園関係者9名 計27名
*5月 同学会員26名 学園関係者29名 計55名
*6月 同学会員19名 学園関係者12名 計31名
*7月 同学会員25名 学園関係者7名 計32名
*8月 同学会員16名 学園関係者5名 計21名
※8月現在のべ166名が参加
<今後の予定>
*9月:那須農場キャンプ&労働支援
*10?12月:
水田米収穫の時期=稲刈り・脱穀作業 @ 那須農場&那須水田
東北震災復興支援(未定)
以上
震災復興支援室