2013年9月 & 10月度那須農場復興支援のご報告
2013年9月 & 10月度那須農場復興支援のご報告
<2013年9月労働支援のご報告>
今回初めて那須農場の復興支援労働に参加させていただきました。キャンプ大会にも参加させていただいたため9月21日から23日まで2泊3日の那須農場滞在となりました。
いろいろな方々から話を聞くと高等科1年生の時に修養会で那須農場に来たらしいのですが、自分の記憶の中では、時期は分からないが1度那須農場に来たことがある、といったくらいしか覚えていませんでした。その為、今回の参加は、楽しみが半分、不安が半分の那須農場訪問となりました。
那須塩原駅から迎えの車に乗り那須農場に到着すると、記憶にあるような、初めてきたような不思議な気持ちになりました。覚えていたのは、食堂の建物と牛舎の位置でした。那須農場の記憶と言えば、修養会の懇談や読書の内容よりも、同級生が修養会時に洗濯機で靴を洗って大塚先生が皆の前で怒っていたことと、暑い中近くのお店までジュースを買いに歩いて行ったが、その近くのお店があまりにも遠かったため帰る途中でせっかく買ったジュースを飲んでしまい、那須農場にもどった時には空のボトルを握っていたことぐらいでした。
さて今回労働に参加させていただき、道路わきの草刈り、牛へのエサやり、田んぼのひえ抜き、チューリップの球根植えのための開墾など色々なことをさせていただきました。中でも草刈りは多くの時間をいただき作業にあたりました。草刈り機を使った作業のため他の方々と間隔を空けて行い、そして草刈り機の音が大きいため一人黙々草を刈る作業でした。その為か、草刈りをしながら男子部時代のことや、現在の仕事のこと、今日の食事のことなどいろいろなことを考えました。特に今の仕事については、ストレスも多く、問題がいつも山積みで、業務に追われることが多くありましたが、今回の草刈り中には、自分の仕事について一歩引いて考え見つめなおすことができた良い機会となりました。また、これでもかと生えている雑草を刈り、ふと後ろを振り返って見ると、思った以上にきれいになっており、すがすがしい気持ちになりこれとないストレス解消にもなりました。
夕食のバーベキューの時や、労働作業時、宿舎や風呂でも、これまでお会いしたことのなかった卒業生の方々とも世代を超えて交流ができて、改めて学園の素晴らしさを実感しました。
在学時代に嫌いだった労働が、今回はどうしてこんなに気持ちよかったのか、正直わかりません。もしかしたら久しぶりの労働だったからかもしれませんが、それでもこの復興支援労働参加は私にとってとても有意義なものとなりました。
また参加させていただこうと思っています。
D51 田村和
<2013年10月稲刈りのご報告>
10月最初の労働は5日6日の二日間、有志十数人が集まり行われた。
心配された天候も回復し、雲は高く、心地よい風がここ那須の地にも秋の訪れをしっかりと実感させてくれた。
春の田植えから始まった稲作は、いよいよ収穫の時を迎え、半年間苦労をしてきた同胞達にとって、最も感慨深い瞬間だ。実際、6月のヒエ抜きから参加した私であっても心待ちにしたにだから。初参加のヒエ抜き労働は、週末ファーマー気取りで参加した私の甘い考えを腰の痛みと共に打ち砕いた。男子部時代でも、ここまで真剣に働いた記憶は無い。(決してやっていなかった訳ではない)私の腰を打ち砕いたあのヒエが、又再び稲刈りの時期に立ち塞がったのだ。
9月の末に上陸した台風18号は、その猛威を那須の田んぼにも容赦なく吹き荒れた。8分まで育った稲たちは、忍耐強く風に立ち向かったであろうが、又してもあのヒエがその重い身体ごと稲にのしかかったのだ。
初めての稲刈りは、想像していた作業と少し違っていた。しっかりと大地から立ち上がり、頭を垂れる稲穂の間に、ヒエの重さと強風に耐えかね横たわった稲たちは、まるで織物の様に重なり合っている。その織物を、ひとつひとつ解しながら刈って行く。
途中、稲の倒れた方向が右左と入り混じり、根元が全く判らなくなる。一度倒れた方向を一方に揃え直し、それから又稲刈りを始める。だから、稲刈り作業と言うよりも、絡んだ釣り糸を直している様な感覚が強かった。
それでも耐え抜いた稲たちは、今日こうして収穫され、束ねられ、自然の光をたっぷり浴びながら脱穀の時を待つ。実際実ったお米の評価は私には判らないが、籾をとり一粒になった米達はきっと輝いているに違いない。
D44 白井 英樹
<9/22-23(日?祝月)労働内容について>
同学会員25名と学園関係者で総勢55名の参加となりました。
9月は9/21-22「那須農場キャンプ大会」の終了後から労働開始したという事もあり、
同学会家族の参加が多くみられました。
労働内容につきましては、
・キャンプ後片付け作業
・牛舎掃除
・農場内草刈り
・デントコーンサイロ詰め作業
・食堂周り雑草抜き
・同学会水田のヒエ抜き
・トラクター那須農場?学園に運搬作業手伝い
・花壇整地&球根植え(球根:同学会イベント室購入)
以上を中心に作業して参りました。
<10/5-6(土?日)労働内容について>
同学会員18名と学園関係者で総勢32名の参加となりました。
労働内容につきましては稲刈りが中心となりました。(他には牛舎掃除・寮食堂掃除など)
日曜日には、晴耕雨読米のご指導いただいている八月朔日さんのお宅で、
脱穀したモミを乾燥→貯蔵→モミすり→袋詰め→出荷(玄米)までの過程を実際の作業場を
見学させてもらいました。
<那須農場支援:これまでの参加人数>
●今年度参加人数
*4月 同学会員18名 学園関係者9名 計27名
*5月 同学会員26名 学園関係者29名 計55名
*6月 同学会員19名 学園関係者12名 計31名
*7月 同学会員25名 学園関係者7名 計32名
*8月 同学会員16名 学園関係者5名 計21名
*9月 同学会員25名 学園関係者30名 計55名
*10月 同学会員18名 学園関係者14名 計32名
**10月現在のべ253名が参加**
<今後の予定>
*10月26?27日 盛岡友の会:復興支援サポート
*11月16?17日 11月度:那須農場労働支援
以上
震災復興支援室