2014年、新年総会のご報告

2014年、新年総会のご報告

 去る1月18日(土)、出席者149名の参加の下、2014年の新年総会が明日館で開催されました。参加者は、最年長1回生から最年少65回生まで、また近年は就職活動を前に、学部生(3年生)も積極的に参加していました。

当日の主なプログラムは以下の通り。
○礼 拝           ・・・矢野恭弘学園長<D26>
○新年挨拶         ・・・松原委員長<D43>
○次期委員長の推薦   ・・・平山 文太郎<D44>(代読・元井 修也<D44>)
○次期委員長挨拶     ・・・原 孝二<D44>
○還暦(32回生)のお祝い ・・・柿崎 譲二<D33>,中川 直太<D32>
○震災復興支援      ・・・石井 震災復興支援企画担当副委員長<D43>
○那須農場の現状     ・・・真野 那須農場主任<D57>
○トラクター再生PJ    ・・・梯 総務担当副委員長<D43>
○協力会          ・・・田島 協力会会長<D16>
○入試対策室       ・・・荻野 入試対策本部次長
○卒業生会ご挨拶    ・・・萩原 委員長<J59>
○就職支援        ・・・福井 最高学部キャリア支援室長<D28>
○歓談&進路相談

  • 矢野学園長の司会による礼拝は、震災以降の“絆”という言葉にある三つの繋がり(「親子の繋がり」「入学・就職・結婚の繋がり」「神(魂)との繋がり」)についてお話された。矢内原 忠雄・元東大総長の言葉や、ミセス羽仁の言葉を添えた上で、良い生き方をするために人間が持つ時間・お金・労力・心を捧げる生き方を日々新たにと呼びかけられた。
    また学園の近況報告では、九十周年事業である木工教室の着工遅れについて言及、建築基準法に伴う監督官庁との調整から、新年度秋の竣工を予定との報告がありました。

  • 梯総務副委員長から、出席者121名、委任状293通を持って総会が成立したことを宣言。

  • 松原委員長からは、今年度本部委員会の方針を改めて紹介。二本の柱として「卒業生同士の交流を深め」「世代を超えて繋がりを強める」、その上で学園に積極的に協力していくこと。既に各部屋が中心となって様々な活動を進めており、自由学園について考え・活動する時を共に過ごしていくことが成果になると改めて挨拶した。

  • 次期委員長の推薦に当り、平山文太郎さん(44)に代わり元井修也(44)さんが代読、原孝二さん(44)が推薦された。推薦理由として、リーダーシップは素より、氏が備えている三つのポテンシャル(「大所高所のロマンチスト」「厳しい状況にも楽観主義」「強い改革志向」)について言及。拍手を持って承認された。

  • 原次期委員長の就任に当っての挨拶では、自由学園の今現在の評価は我々世代の責任でもあり、これからの活動が二~三十年後の学園の評価に繋がっていくと。卒業生が輝き、自分のできる小さなことから学園に貢献して欲しいと同学会活動への協力を求めた。

  • 還暦のお祝いでは、32回生(30名中14名の方が出席)が記念品である赤いTTFの制帽とマフラーをつけ壇上に整列すると、お互いに満面の笑みを交わした。 お祝いのスビーチには柿崎 譲二さん(33)が立ち、「とにかく惰性と言われようが意味がない生き方と言われようが、生きることそのものに価値がある、皆さん長生きしましょう」と激励した。
    返礼のスピーチには中川直太さん(32)が立ちご挨拶した。1966年普通科入学当時の学園や世情を紹介した上で、創立者から直接の薫陶を受けた教師の方々から、大きな力となる教えをしっかりと受けることができたことを紹介。そして「生まれてきた以上、何か一つでも世の中を良くしていこう、まだまだやるべきことは一杯ある。常に努力することがその証となる」と締めくくられました。

  • 震災復興支援は、石井一浩副委員長より、那須農場支援につき報告。目標3百名に対し12月末現在で累計285名が参加。その他、「南沢フェスティバル」「絆ベンチの作成」「盛岡友の会支援」「東北に花を咲かせましょう!企画」等の参加人数や活動状況について報告があった。

  • 那須農場の現状については、真野啓之農場主任より報告頂く。その中で東京電力への賠償請求により、震災以前の八~九割の運営資金まで回復してきたこと、しかしながら人的には厳しい運営状況に変らず、引き続き同学会の様々な協力支援を要請された。

  • トラクター再生プロジェクトでは学生8名(高等科生6名、普通科生2名)が参加。座学→分解→洗浄→組立の順でプログラムを推進中であり、5月25日の南沢フェスティバルには始動させる予定との報告。

  • 協力会田島会長からは、協力会の積極的な活動(南沢フェスティバル他)報告と共に、今年度の募金活動への理解と協力を求められた。   

  • 入試対策室は、荻野入試対策本部次長より、女子部・男子部の採用に関しては厳しい状況が続くと予想されるも、教育が実る資質を持った人を採用していきたいとのコメント。

  • 来賓として卒業生会萩原委員長より同学会の様々な活動に多いに刺激を受けているとの感想を頂く。

  • 福井最高学部キャリア支援室長からは、今年度の状況報告あり、就職希望者26名中、22名(85%)が確定。一月の特別支援号の反響で会員10名の方から協力の連絡を受け、内一名が採用決定頂いたとのこと。

その後の歓談では、就職活動が始まった学部三年生(22名)を交え夫々に旧交を温めつつ散会となった。
尚、閉会後には竹内 就職支援室室長(43)の旗振りで、44回生有志と学部3年生で進路相談を兼ねた懇親の場を設けた。将来に不安と期待を胸に出発しようとする学生と世代を超えた会話の中で、同学会員としての大きな繋がりを感じると共に、我々卒業生ができることは小さくても必ずあるとの思いを強くした。

広報室 森木 郁夫(43)

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