2014年秋「那須農場キャンプ大会」の報告
2014年秋「那須農場キャンプ大会」の報告
好天に恵まれたキャンプ大会
向井敬(D45)
今年は九月の連休に女子部野の花祭と、男子部父母会が開催されるため、その翌週の普通の土日である9月20日、21日に那須農場キャンプ大会を開催致しました。それにも関わらず、大人53名、子供11名、幼児2名、日曜日日帰り参加の大人5名、子供2名、幼児2名を加え、総勢75名の参加となりました。
また、この時期は台風の季節につき、雨天決行としたため、直前まで天候が心配されましたが、皆さん手作りのテルテル坊主を総動員して頂いた結果、見事な秋晴れの週末となりました。
今年のキャンプの特色は、
1.那須農場主催にて酪農体験教室を開き、搾りたての牛乳でバター作り、トラクターによるファームライド、子牛のミルクやり、途中那須農場のアイスクリームのおやつが出るなど盛りだくさんの農場体験イベントを実施したこと。
2.同学会震災復興支援室主催にて稲刈り体験を実施し、多くの参加者が共に汗をかいたこと。
3.合気道の師範代で道場主でもある青木和昌くん(D44)指導による合気道体験教室を食堂脇の芝生で実施し、護身術の基本を大人から子供まで体験出来たことです。
さらに夜は美味しいバーベキューと星空ライブを開催し、プロのドラマーである小林雅之くん(D44)、プロのピアニストの羽仁知治(D40)くん、そしてプロのボーカリストの井出麻理子さんによる歌が披露され、満点の星空と、キャンプファイヤーと、美味しいバーベキューと共に、時にしっとり、時に軽快な音楽を皆満喫致しました。
那須農場再訪
岩倉潔(D45)
同級生の荒井理裕君(45)から強引に? に誘われて那須農場キャンプ大会に参加した。私が重い腰を上げたのは、友達の熱心な誘いに負けたということもあったが、やはり那須農場を訪れるのは私が高等科1年だった時以来約30年ぶりになるというノスタルジーに他ならなかった。
さて、懐かしの自由学園の正門からマイクロバスに揺られること約四時間。澄みきった空気を思いっきり胸に吸いこむ。青い空と緑の山々、黄金色の稲穂の波が私を迎えてくれる。農場のスタッフによる丁寧なガイダンスの後、最初のイベント「バター作り」で牛乳がバターに変わる魔法のような体験をする。早速パンに塗って試食、実にクリーミーだ。少しお腹も落ち着いたところで「トラクターファーム・クルーズ」である。トラクターの大きな荷台に乗って農場の広大な敷地内を見学するのだ。腰を降ろした固い荷台はトラクターの振動が直に伝わってくるが、それも新鮮だ。農場スタッフの丁寧な説明にも納得。
夕食は豪勢なバーベキューだ。中でもスタッフ心づくしの手製ソーセージは絶品。思わずビールもすすむ。
あたりが夜の闇につつまれると、野外コンサートの始まりである。自由学園から輩出したミュージシャン達と過ごすご機嫌な夕べだ。星空を見上げながら身も心も音楽に浸りきった。
翌朝は清々しい空気の中での「牛乳搾り体験」、朝食後は「稲刈り体験」である。トラックの荷台に乗って出発、松原正さん(D42)の運転はサービス満点、頭上を木の梢がかすめ過ぎていく。歓声を上げているうちに田んぼに到着。農家の方からレクチャーを受け、いざ稲刈りへ。鎌で刈っては稲の束をトラックへ運ぶ。汗が噴き出すが、気分はなんとも爽快だ。
たった2日の滞在だったが、生徒だった頃のように1週間ほど居たかったと名残惜しみながら農場を後にした。こんな素敵な場所で労働の喜びが味わえないなんて、現在の男子部生徒は残念だと思う。もったいないと思う。放射線のレベルは微量なものなのだ。いつかは生徒さん達が那須農場に戻ってくる日が訪れることを願って筆を置きたい。
フェイスブックでつながる那須農場
野尻克樹(D45)
9月20~21日の2日間、同学会主催恒例の那須農場キャンプが行われました。当日は台風接近による雨の予報で、イベント担当の向井副委員長(D45)をはじめ室員の皆さんは晴天の場合と雨天の場合の両方を想定して段取りしなくてはならず、また大雨や強風の場合は安全の問題で中止という苦渋の決断も迫られていました。開催前から大変御苦労されたことと思います。ところが当日はイベントにかけるスタッフの強い想いが通じたのか、秋の突き抜けるような澄んだ青空の快晴となり、準備してきたスタッフにはもちろん、参加者全員への最高のプレゼントとなりました。
当日は同学会原委員長のご挨拶から始まり、オリエンテーション、合気道教室、子供たちに大人気だった農場の方々によるファームライドや酪農体験、美味しい手作りソーセージやピザが大好評だった全員参加のバーベキュー大会、キャンプファイヤー、素敵な星空ライブ、稲刈り体験など、大変盛りだくさんのスケジュールを快晴のもと参加者全員でとても楽しく行う事が出来ました。特に私が心に残ったのが稲刈り体験です。春に田植えをして下さった方々に感謝しながら、「そっちの刈り方の方が綺麗で早いですね」など隣の方とお話しつつ汗をカキカキ行わせて頂きました。長野県に住んでいながら初体験の稲刈りを学園関係の皆様と出来た事は本当に良い思い出となりました。
卒業後ほとんど学園と関わっていなっかた私を那須農場へ導いてくれたのはフェイスブックの存在でした。卒業生の方々が復興支援活動として一生懸命那須農場で労働支援している活動をたびたび拝見させて頂き感動しておりました。そしていつか自分も機会があったら那須へ行って少しでも貢献出来たらいいなぁと思っていました。そんな時にフェイスブックで久しぶりに連絡を取り合えた数名の同学会本年度本部員の皆さんからお声をかけて頂き、イベント企画室の一員として前日準備から参加するこができ、大変嬉しく思っております。フェイスブックでますます広がる卒業生の輪、私は遠方であまり貢献出来ないのですが、今後も色んな形で関わらせて頂ければ幸いです。今回お世話になった全ての方々に感謝申し上げます、有難うございました。