2015年5月度 那須農場復興支援労働のご報告

5月の9日・10日と、支援労働に参加させていただきました。フェイスブックを通じて20年ぶりに連絡を取り合うようになった、一級先輩の柏原君からのお誘いによるものです。
在学中にはとても良い生徒とは言えなかった私ですが、日頃から体を動かすことが好きなこともあり復興支援という大義は二の次、懐かしさと興味本位での参加でした。
到着してみると、農場はほぼ昔と変わらぬ姿で私を迎え入れてくれ、タイムスリップしたような軽い衝撃を覚えましたが、労働に取り掛かると、30年近く経過したとは思えないほど自然に体を動かしている自分に気づき、更に感慨深いものがありました。
今回は家内と小2の娘の三人で参加させていただき、娘にも牛舎の餌台清掃という仕事が与えられました。労働支援どころか、かえって牛舎のリーダーにご迷惑ではないかとの懸念もあったのですが、周りの大人の配慮もあり、幼いなりに単なる手伝いではない、自分の仕事としての満足感が得られたようです。大変貴重な体験をさせていただき、この場を借りてお礼申し上げます。
現在那須農場を取り巻く状況は、決して楽観視できるものではないと理解しておりますが、支援という形で学園にかかわる場を与えられたことに大変感謝しております。
また、最後になりましたが、日夜維持管理に努めておられる農場員の方々、このような貴重な機会を、ご用意くださった復興支援室の皆様、当日一緒に労働に参加した皆様に、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

D51 明石 貴矩

<5月の労働内容について>

5月の那須農場復興支援労働は、5月9日(土)と10日(日)の2日間で行い同学会、卒業生会等より総勢28名とたいへん多くの方々にご参加いただきました。  また今月は毎年実施している田植えを、イベント実行室主催のもと行いました。
9日(土)は関東地方全般に不安定な天気で、時折小雨の降る中での作業となりました。 10日(日)は晴天に恵まれ、多少風がありましたが、労働に影響を及ぼすほどではなく 作業を進める事ができました。

今回の労働内容は主に下記のとおり。

①草刈り(9日・10日)
②牛舎徹底清掃及び昼の餌やり(10日)
③牛舎清掃・餌やり補助(9日)
④牛舎早朝餌やり補助(10日)

①草刈り(9日.10日)

1日目:研修棟・道具小屋・食堂棟・貯水池付近の草刈りを実施しました。

2日目:幹線道路・桜並木の草刈りを実施、予定通り終わらすことができました。

②牛舎徹底清掃及び昼の餌やり(10日)

牛舎の餌槽ステンレス部分及び水飲みカップの徹底清掃
牛舎の中央通路の牛糞の徹底除去(水で湿らせスコップではぎ取る作業)
計画通り作業を終わらすことができました。
牛舎清掃終了後、昼の餌やりの補助を行いました。

③牛舎清掃・餌やり補助(9日)
④牛舎早朝餌やり補助及び肥汲み他(10日)

いつもより参加人数が多く、餌やり作業が早く終わったため、朝食までの間、鎌を使いエンジン草刈り機では刈れない箇所の草刈りを行いました。

今回は日帰りの人、10日朝帰りの人もいて多少メンバーの出入りがありましたが全作業、怪我人や体調を悪くする人もでず、無事に作業を終える事ができました。 多くの方々のご参加、そして那須農場のみなさんのご協力に感謝申し上げます。

  震災復興支援室

那須22

<田植えの報告>

イベント実行室では5月9日(土)~10(日)の2日間、復興支援室 ,那須農場復興支援労働に合せ、田植えイベントを開催しました。9日、小雨模様の生憎の天気の中、学部の田植え指導もお願いしている八月朔日(ホヅミ)様指導の下、13時30分から田植えを開始。最初は慣れない田圃の泥・ぬかるみに足を取られながら、覚束無い手つきでの怪しげな田植えでしたが、徐々に要領を覚え約2時間で3分の2程度進んだ頃、天候悪化により残りの田植えは翌日に行うこととして農場に戻り、那須農場支援労働を行いました。
翌10日は天候に恵まれ、8時より約1時間強で残り3分の1の田植えを完了し、残りの時間は那須農場支援労働に従事。2日間で子どもたちを含め総勢28名と多くの方々にご参加頂き、無事予定通り田植えを終えることができました。参加下さった皆様ありがとうございました。また稲刈りは、可能であれば那須農場での秋のキャンプの際に行いたいと考えており、今から収穫が楽しみです。

イベント実行室

那須23

那須29

このWebはコンテンツを保護しています。