2015年11月度那須農場復興支援労働報告
〈11月の労働内容について〉
11月の労働は、紅葉の季節も終盤にさしかかった14日(土)、15(日)の2日間行い、同学会及び卒業生会など総勢19名が集いました。労働時間のほとんどが雨天だったため、4月下旬から夏期の間、牛舎の風通しを良くするために取り外していた扉の取り付けなど、冬に向けた準備と牛舎清掃などの屋内作業中心の労働となりました。
今月は牧草地桜並木の欠損箇所の桜の補充(6カ所)、及び果樹園(羽仁邸前)にサトウカエデの植え付け等を予定し、苗木の手配をしていました。雨天で植え付けができるかやきもきしましたが、幸いにも15日(日)9時以降、徐々に天気が回復。雨も上がり、ギリギリ植え付け作業を行ない、完了することができました。
しかし当初予定していた羽仁邸前の整備・野焼き、竹切り出し作業、各所雑草処理等の環境美化活動ができなかったのは残念でした。主な労働内容は以下のとおりです。
◆11月14日(土)、15日(日)
①牛舎冬支度(牛舎扉、窓塞ぎ取付設置作業、波板復旧作業)
②鉄くず処理
③牛舎清掃補助作業・牧草ロール使用済ラップ片付け
④桜苗木・(桜並木欠損部苗木補充)、サトウカエデ植え付け作業(果樹園予定地)
⑤イチゴ苗植え付け作業(プランター)
【①牛舎冬支度(牛舎扉、窓塞ぎ取付設置作業、波板復旧作業)14日(土)〜15日(日)】
4月に取り外して整備保管されていた牛舎扉及び冬用窓塞ぎを運び出し、破損箇所の確認を行い、冬に備え再び設置しました。
以前、送風機が設置してあった箇所
※大塚先生時代、送風機設置時に取り外し保管されていた波板の現状を調べ、整備復旧しました。 保管してあった波板には、元の設置場所が直ぐに判るよう番号が記載されていました。波板を復旧する時のことも考え外され、復旧の際、手際よく設置できるよう配慮がなされており、取り外し保管した人と、時をこえて会話をしているように感じる作業でした。
【②鉄くず処理】
【③牛舎清掃補助作業・牧草ロール使用済ラップ片付け】
早朝餌やり状況(5〜6種の餌を各牛毎に決められた分量をあたえていきます。)
農場長から牛や酪農に関するお話では、子供達からの質問にも農場長が丁寧に答えてくださいました。このようなやりとりにより、那須農場に来場する子供達は牛や酪農に対する知識が養われ、初参加や参加回数の少ない大人達に農場のことや作業手順を教えてくれるのです。農場長のこうした取り組みから、子供達のリピート率は確実に増えており、子供からもう一度那須農場に行きたいと言われ参加したとの声もよく聞きます。
【④桜苗木他植付け】(桜並木欠損部苗木補充・サトウカエデ植え付け作業)
大塚邸前(3本)、羽仁邸前の雨読寮側(2本)、サトウカエデ5本植樹。将来、樹液を採取してメイプルシロップ作り、那須農場アイスクリームに使用できたらという希望を込めて。
桜並木(牧草地)欠損箇所へ6本植樹、今後の補充用として大塚邸前へ4本植樹
【⑤イチゴ苗植え付け作業(プランター)】
那須の気候にどの品種が合うのかを調べる意味もあり、4種類のイチゴ苗を取り寄せ実験的に栽培してみることにしました。作付場所により土壌の問題もあるので、プランターと土、肥料を購入し今回植え付けを行いました。将来的に、那須農場産のイチゴを那須農場アイスクリームに!希望をいだいて。
継続は力なり。
今年度も同学会は那須農場への復興支援活動を継続して推進します。 3月までの冬期期間中は冬期にしか進捗させることが難しい、竹切り出し、羽仁邸周辺整備(果樹園)雑草処理、その他環境美化への取り組みを支援してまいります。今年度も那須農場支援定期労働は12月、1月、3月の3回を残すのみとなりました。
今後の定時労働予定
12月度 定時那須農場労働:12月19日(土)〜20日(日)現在ボランティア募集中です。
01月度 定時那須農場労働:1月23日(土)〜24日(日)
03月度 定時那須農場労働:3月12日(土)〜13日(日)
※2月は天候(雪)を鑑み、毎年休止しております。
今年度どのように対応するかは、次回12月度に震災復興支援室室員と話し合い判断したいと考えております。同学会員みなさんのご参加、ご支援、またご協力を引き続きよろしくお願い致します。
震災復興支援室