11月14日(土)女子部訪問昼食会
第4回目の「女子部訪問昼食会」は11月14日(土)に行われ、62回生2名、63回生3名、66回生2名、61回生2名の計9名が参加しました。細かい雨が降り少し肌寒い日でしたが、色づきかけたドウダンツツジがいっそう鮮やかに美しく映える一日でした。
体操館に11時半集合後、星住先生の案内で生活創作館へ向かい、美術の授業を見学させていただきました。2階では秋の草花を水彩画で描く生徒たちをご指導される滝沢先生が懐かしく、3階では自分たちで染めた糸を使ってマフラーを織る学部生が男子も一緒だったことに新鮮さを感じました。室内は明るく暖房も整い、楽しそうに学ぶ姿が印象的でした。
講堂は、音楽室だった場所が高等科2年生の2つ目の教室として使われていたり耐震補強や照明が追加されたりと多少の変化はありますが雰囲気は変わらず、図書館も外観を残して使いやすく改装され、もう一度あの頃に戻って学び直したいと思う充実ぶりでした。姿・形は時代に合わせながらも、大事なところは受け継がれていることを示しているように思いました。
昼食は年に1回の「お父さん料理の日」で、22名もの参加があったそうです。お献立は、ご飯、鶏肉・里芋・卵のさっぱり煮、野菜ゴマ酢和え、りんごケーキでとても美味しく頂きました。黙祷が12時40分で食事時間も短いため慌ただしさも感じましたが、生活表の報告など昔と変わらないものもあり、温かいお食事を一緒に囲めたことは、かけがえのない経験でした。
参加前には不安と緊張の面持ちでしたが、終わるころには「とても楽しかった」、「次に募集があれば、クラスの人にも声をかけたい」と前向きな発言が聞かれ、心から嬉しく感じている様子でした。南沢はどこも絵になる美しさで、学生時代を振り返るとともに、今の自由学園を知る良い機会になりました。ぜひ、皆さんにも参加して頂けたらと思います。(61回生 田草川)