2016年1月度那須農場復興支援労働報告
<1月の労働内容について>
1月の労働は、この冬最強の寒波が日本列島を覆い尽くす23日(土)、24(日)の2日間行いました。
九州、西日本に大雪が降った直後で雪の心配をしましたが、残雪が少しあったものの、幸い両日とも労働時間中は天気に恵まれ、同学会及び卒業生会等から総勢26名(内子供6名)にご参加いただきました。
今月は土曜日夜からの参加者が10名、日曜日帰り参会者4名おり、土曜日労働開始時点では12名(子供3名)での作業となりました。
今回も先月に引き続き、環境美化作業を中心に、資材の整理整頓・廃材処分、牛舎清掃補助、子牛小屋徹底清掃などを行いました。主な労働内容は以下のとおりです。
■1月23日(土)、24日(日)
① 資材整理整頓、廃材処分(土曜作業)
② 牛舎清掃及び餌やり補助(土日作業)
③ 子牛小屋徹底清掃(日曜日)
④ トラックのマフラー修理(日曜日)
① 資材整理整頓、廃材処分(土曜作業)
道具小屋及び子牛小屋周辺に散らばっていた、廃材など資材の整理及び処分を行いました。
【木材、枯れ木・枯れ枝:焼却】
木材・枯れ木集め → トラックに集積 → 焼却処分
【鉄柵:道具小屋から車両庫裏の資材置き場へ移動して整理】
各所より集積 → トラック積み込み → 鉄柵・牛体重計扉の整頓
【牛の体重計:道具小屋から車両庫裏の資材置き場へ移動】
ローダーにて吊り上げ → 車両庫裏の資材置き場へ
【使用済み牧草ロールビニール片付け】
朝・昼・晩 5~6種類の餌を、日々の牛の状態により個々の牛ごとに細かく決められた分量を与えていきます。
それぞれの餌の分量は、各牛ごとにパイプに記載されています。
【子牛小屋、予備の子牛小屋】
1月は子牛が沢山生まれました。子牛小屋が一杯で予備の子牛小屋にも1頭。1月23〜24日時点で、子牛10頭のうち9頭が雌牛です。
前田農場長のお話では、東日本大震災後、震災の影響により牛の頭数が大幅に減りましたが、やっと震災前の頭数まで回復してきたそうです(現在95頭)。
近年、那須農場にいる牛は出産回数が3回目迄に生まれた牛がほとんどだそうです。4回目の出産をする前に母牛が死んでしまうことが多く、今後の課題だとお話されていました。以前は、少数ですが10回を超える出産をする牛もいたとのこと。
牛は子牛の時の飼育が本当に重要で、そこで身体が丈夫で良い牛になるかが決まるといってもよいそうです。この牛たちが全頭、那須農場の次世代を担うエース牛として健康かつ丈夫に育つことを祈るばかりです。
薪の整理整頓。我々が那須農場で使用する薪は、自由学園から運搬しています。
④ トラックのマフラー(消音器)修理(日曜日)
農場内で使用しているトラック(黄色)のマフラー破損部分を代替え材で修理、これぞ自由学園卒業生。代替えできる材料で部品を製作し取り付け、修理完了!!
3月迄の冬期期間中は、冬期にしか進捗させることが難しい、環境整備及び美化作業を中心に取り組み支援してまいります。
継続は力なり。今年度も同学会は、那須農場への復興支援活動を継続して推進します。今年度の那須農場支援定期労働は、3月の1回を残すのみとなりました。同学会員みなさんのご参加、ご支援、またご協力を引き続きよろしくお願い致します。
〈今後の定時労働予定〉
3月度定時那須農場労働
日時:3月12日(土)~13日(日) ※2月は天候(雪)を鑑み休止。
震災復興支援室
【新年餅つき大会】
今月は2016年最初の那須農場支援労働ということで、24日(日)労働終了後の昼食時に、新年餅つき大会を行い大いに盛り上がりました。