2016年3月度那須農場復興支援労働報告
<3月の労働内容について>
3月の労働は12日(土)、13(日)の2日間行いました。
週初めの暖かさとは打って変わって真冬に逆戻り、日中でも吐く息が白く肌寒さが残る日でしたが、今回は少数精鋭、同学会その他から総勢10名(内子供2名)にご参加いただきました。
もうすぐ再開される放牧地の柵の整備として、震災後5年間で倒れた竹や雑木を切り払い、取り除き、笹を刈り払い、土曜日曜2日間で予定通り完遂。心配された天候も崩れることなく作業できました。
作業前ミーティング。人数は少ないですが、ベテランボランティアばかりの精鋭達。2日間とも牧柵整備、牛舎清掃・餌やり補助を皆で行う事にしました。主な労働内容は以下のとおりです。
■3月12日(土)、13日(日)
① 牧柵整備(土曜・日曜作業)
② 牛舎清掃及び餌やり補助(土曜・日曜作業)
①牧柵整備(幹線道路放牧地、蛇尾川沿い)
3月12日(土曜日)
牧柵に引っかかっている雑木・竹、将来倒れてきそうな雑木、竹を、チェーンソーやエンジンカッッター(竹専用刃取付)で切り倒し、黙々と運び出す作業です。
幹の太い雑木はローダーで持ち上げ、チェーンソーで切り払い取り除きます。
竹・雑木もすっかり切り払われ、運び出し、牧柵の障害物がなくなりました。
3月13日(日曜日)
前日の蛇尾川沿いの道から幹線道路側放牧地へ向けて竹藪の中を牧柵が張ってあり、そこを復旧させる作業を重点的に行いました。
枕木から奥に向かって、以前は牧柵が通っていました。状況確認後、作業開始。
チェーンソー及びエンジンカッター(竹用専用刃取付)で、どんどん竹を切り払い、運び出します。
この若竹を切り払えば放牧地です。蛇尾川沿いの道から放牧地まで開通。
開通しました。柵の杭も姿を現し、後は牧柵を復旧させるのみ(予想↑)
幹の太い雑木はローダーで持ち上げ、周囲の笹を刈り取り、チェーンソーで切り払い取り除きます。
笹を刈って刈ってかりまくり柵が姿をあらわしました。幸い牧柵線もそのままでした。
2日間かけて放牧地の牧柵は復旧の目処がつき、予定していた範囲を終わらせることができました。あとは柵が欠損・破損している箇所を復旧すれば、再び放牧が可能となります。
②牛舎(土曜・日曜2日間)
放牧地から牛舎へ、各牛とも自然に自分の場所へ戻って行き食事の時間です。
今回の参加者は牛舎の仕事も慣れた人ばかり。清掃、餌やりをどんどんこなし、2日間とも短時間で終了させました。
今月も子牛小屋が一杯で、予備の子牛小屋に3頭、ほとんどが雌牛で農場に残ります。次世代を担うエース達が続々と生まれています。
次世代を担うエース牛。小学生から中学生くらいか? 順調に成長しています。
今回の3月の那須農場定期労働支援をもちまして、2015年度の活動は終了いたしました。皆様のご協力により、昨年の4月から計13回の那須農場労働支援活動を実施することができ、延べ232名のボランティアの方々に参加頂きました。
【同学会147名・女子部卒業生会25名・父母(子供)60名】
皆様ご参加ありがとうございました。そして年間を通して1人もけが人を出すことなく、無事に終えられたことに感謝いたします。来月4月より2016年度の活動となります。
同学会は那須農場への復興支援活動を継続して推進してまいります。
同学会会員の皆様、女子部卒業生会の皆様、父母の皆様のご参加、ご支援、ご協力を引き続きよろしくお願い致します。
〈今後の定時労働予定〉
4月度定時那須農場労働
日時:4月23日(土)〜24日(日)
震災復興支援室