2015年度 同学会・卒業生会合同による「新卒業生を祝う会」

3月22日(火)午後7時より同学会・卒業生会合同による「新卒業生を祝う会」が、歴史ある池袋の明日館・食堂ホールにて開催された。
コートを羽織る必要がないくらい暖かな中、前日に卒業式を終え、希望に満ちた新卒業生を迎えるにはふさわしい日となった。

新卒業生を迎えるために、同学会からは57名、卒業生会からは32名と多くの参加者があり、会場は熱気につつまれていた。

司会は同学会から副委員長の尾川由紀智さん(D45)が務め、ジョークを交えながらもスムーズな進行ぶりを発揮された。
新卒業生は、4年課程29名、2年課程6名。男子部72回生、女子部92回生と94回生、そしてギャップイヤー制度を利用して1年間活動を行い卒業された女子部91回生が3名。2名が残念ながら欠席となったが、合計33名が参加となった。尾川さんの司会のもと、少し緊張した面持ちで新卒業生が入場し自己紹介をする中、皆で拍手をもって迎えた。

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乾杯の音頭は、同学会委員長である石川潤さん(D45)が行なった。乾杯に先立ち、石川さんから新卒業生を和ますお話があり、一気に場がなごんだところで乾杯の発声が行われ、懇親会がはじまりとなった。

 

食事は各々が好きな食事をとるブッフェスタイルであったが、美味しい食事にお酒もすすみ、自然と会話もはずむなか自由学園らしい雰囲気が会場全体をつつんだ。

 

途中、新卒業生を代表して4年生(D72)と、2年生(J92)からスピーチがあった。
4年生(D72)からは「このような会を開いて頂き、学園のつながりの深さを感じる。本当に学園に入学して良かった」、2年生(J92)からは「初めてこのような会に参加したが、学園の上下関係の素晴らしさを認識することができて、本当によかった」との話があった。新卒業生の言葉に改めて納得する姿が各所でみられた。

続いて、新卒業生にゆかりのある学年(中等科1年生と高等科3年生の関係)として、同学会(D67)からと卒業生会(J87)からお祝いの言葉があった。

同学会(D67)からは「社会に出れば色々な価値観の人と交わることになるが、学園で得た知識に誇りをもちがんばってほしい」、卒業生会(J87)からは「親となった自分が感じるのは、教育にはお金がかかる。卒業にあたり、改めて親御さんに感謝してほしい」との言葉があり、新卒業生も納得の様子で聞き入っていた。

また女子部89回生3名の方から連名でお祝いの手紙が届いており、女子部卒業生会の太田委員長(J61)が代読された。

その後、お祝いのサプライズとして黒川さん(J88)とギタリストの安部一城さんからのコンサートが開催された。
黒川さんは女子部卒業後に東京音楽大学をご卒業され、ソプラノのオペラ歌手として活躍されており、15分と短い時間ではあったが伸びやかな歌声が明日館に響きわたり、新卒業生の今後を祝うにふさわしい瞬間となった。

最後に、卒業生会を代表して矢崎さん(J61)が閉会の挨拶。その後「野の花の姿」「男子部讃歌」を歌い、めいめいが新しい道へと散開した。

広報室 中村正義(50)

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