2016年自由学園 東北の会
7月9日、10日の2日間、宮城県仙台市にて、自由学園東北の会が開催されました。
同学会からは、東北在住者3名に加え、中村本部委員長(D46)、濱田副委員長(D46)、高橋新学園長(D40)、三木協力会前会長(D18)と東京からの参加者2名を合わせ9名が参加し、卒業生会19名と合わせ、28名と多くの方が集まりました。
梅雨の季節真っただ中ながら開催前には雨も降らず、会場をお借りした仙台友の会友の家に各方面から参集され、お昼を頂きながら和やかに東北の会は始まりました。
同学会等各部の活動報告や今年の方針等々の報告から始まり、参加者の近況・学園に対する要望など活発な意見や、岩手十三浜での学生による復興支援をスライドを交え報告頂くなど、予定時間を大幅に上回るお話が頂けました。
宿泊は、今年G7財務・中央銀行サミットの会場となった仙台の奥座敷 秋保温泉ホテル佐勘に23名の方が泊まりました。若い人も参加し易いように、宿泊は希望者のみとしました。
夕食会では、夜から参加の白鳥五大さん(D49)や幹事の自己紹介と高橋学園長のスライドによる学園の近況報告、新学園長として学園運営のお考えを昼の部に続き行われました。
夕食後は、お風呂に入って疲れを落としてからと三々五々集まり、1年ぶりの再会を楽しむ夜の部恒例イベントであります懇親会の開催です。地元の名産物・東北の銘酒・ワイン等を持ち寄り盛大に宴が始まりました。その間にも、お風呂に行かれたり、体中赤くなり(私ですが)部屋に戻る人など、入れ替わり立ち代わりしながら会話の輪はいつまでも広がって、夜遅くまで楽しんでいた模様です。皆さん本当にお元気です。
翌日は、一路秋保から一時間弱の場所にある太平洋に面した町名取市閖上に向かいました。東北大震災の時は、津波に襲われ大被害にあった地域です。朝靄も日の出とともに消え、暑い一日を思わせる日差しが戻ってきました。嵩上げをした土地の間を車を走らせ、日和山に登り慰霊碑や海・町の痕跡を眺めながら、幸喜恵理さん(J58)から当時の被災状況を伺いました。まだまだ復興途中の感でした。
その後、震災の2年後にいち早く復興した「ゆりあげ港朝市」へ移動。自由時間となりました。被災者の手作り商品を求めたり、海産物の炭火網焼きを食べたりと思い思いの時間を楽しみ、暑いけど浜風が通り抜ける木陰での休憩は快適でした。
短い2日間、旧交を温め楽しい時間を過ごせたと思います。来年の東北の会(場所は福島の予定)での再開を楽しみに、昼には散会となりました。
「東北の会」は、卒業生会・同学会の垣根もない、自由学園で学んだり興味を持たれたりした人たちが広く集い合う会なので、東北在住者以外の方も大歓迎です。より多くの人が参加できるように、『同学会報』を通し案内申し上げたいと思っております。
んでまず、東北さございん!
幹事 鈴木 真(D30)