新卒業生を祝う会(3/21)
卒業式の翌日3月21日(火)19時~自由学園明日館にて、同学会・卒業生会合同の「新卒業生を祝う会」が開かれました。
この日、卒業生会から31名、同学会から54名、他2名の方がお祝いにかけつけてくださり、桜の蕾が雨に濡れた夜、明日館食堂はとても温かい雰囲気に包まれました。
同学会・濱田副委員長(D46)の司会で、最高学部4年課程を卒業した新卒業生32名を拍手をもって迎えました。新卒業生の元植さん(D73)、長戸さん(J93)のスピーチに続き、新卒業生が中等科1年の時の高等科3年の水野さん(D68)、堀田さん(J88)からお祝いの言葉を頂きました。堀田さんからは、社会人の先輩として「一生関わっていける仕事」ということを考えていってほしいという、自らの歩みで感じた力強いアドバイスがありました。ビュッフェ形式のお食事や飲み物を囲み、お世話になった方、懐かしい方、卒業生として新しい繋がりをもつ方達との歓談の時間は、新卒業生にとって何よりのはなむけとなった事と思います。
会の後半は食堂からホールへ場所を移し、高等科三年まで在学された後、東京音楽大学に進みチェリストとしてご活躍中の大藤桂子さんによるミニコンサートが開かれました。大藤さんご自身のオリジナル曲、楽しいお話しに続き、最後の曲として選んでくださった映画音楽「めぐり逢い」では、そこに集う皆さんのすべてのめぐり逢いを祝福するかのような美しいチェロの音色に包まれ、心温まる演奏に一同魅了されました。
ミニコンサートの次に、卒業生会・森委員長(J62)から、お祝いのスピーチがありました。金子みすゞの詩『私と小鳥と鈴と』にある様に「ひとりひとり自分らしさを大切に信じて歩んでいって欲しい」という言葉は、新しい道へと一歩踏み出す新卒業生の強い励ましとなったと思います。最後に「野の花の姿」「男子部賛歌」を歌い、散会となりました。
年代を越え、同志、同学、同行の友としての繋がりが生きている事を実感した会でした。これからも、新卒業生と学園での時間を共有した年代の卒業生にも是非多く参加して頂きたいと思うと共に、この様な温かい会が継続していく事を心から願います。(新卒業生を祝う会リーダー 62回生 片桐・田辺)
新卒業生の輝かしい笑顔。最高学部4年課程を卒業したD73・20名、J93・12名。
新卒業生入場
歓談のひと時
オードブル、肉料理、パスタ、フルーツ、スイーツなどビュッフェ形式のお食事
女子部66回生と同級生のチェリスト大藤桂子さん
卒業生会・森委員長のスピーチ。金子みすゞ『私と小鳥と鈴と』の朗読に聞き入る。
2回目となる自由学園明日館での開催