2017年7月度那須農場復興支援労働報告
今年度第4回目の那須農場復興支援労働のボランティアを、7月29日~30日に行いました。
例年7月は参加者が多いのですが、今年も同学会17名、卒業生会4名、在校生父母10名、参加者家族6名の計37人の参加がありました。
7月の作業内容は下記の通りです。
①池(プール)清掃
②車庫ペンキ塗り
③牛舎内徹底掃除
④テーブル作成
⑤近隣交流のための川掃除
①池(プール)清掃掃除
前乗り組が土曜午前中に実施。谷川君(D44)が持ち込んだ高圧洗浄機で洗う
高圧洗浄機を使う木立室長/清掃と併せて、周囲の除草も行いました
②車庫ペンキ塗り
まだ実施していなかった牛舎奥の車庫のペンキを塗りました
作業前に備品を移動し、高圧洗浄で床の清掃/汚れを落としてから塗装を行います
③牛舎徹底掃除
ウオーターカップの清掃を行いました。
④テーブル作成
アイスを買いにいらした方が使えるテーブルを作成しました。材料の切り出しから、組み立てまで行いました
⑤近隣交流のための川掃除
日曜日には選抜隊が近隣との交流のため川掃除。その後BBQに招待頂きました
川掃除の後、BBQに招待頂きました。子供たちがつかみ取りした魚を塩焼きに/恒例のスイカ割
今回の食事も宇野シェフが大活躍。父母の方にも手伝って頂きました/汗を流した後は乾杯!
今回参加された父母の方より、感想を頂きました。
那須農場ボランティアに参加して
在校生父母 丸原 孝紀
初めて那須農場での作業に参加し、デッキチェアづくりをお手伝いしました。
息が合い、手作業に慣れた自由学園のOBやOGのみなさんの胸を借りながらの作業。ご迷惑をおかけしたかもしれませんが、なんとか力を合わせて5台のデッキチェアをつくることができました。
少ない人数ながら農場の経営を成り立たせている那須農場からは、厳しい環境でも、前向きな志をもつ人たちが力と知恵を出し合うことで新しい社会をつくる大切さを感じました。
また機会があれば参加して、学ばせていただきたいと思います。
那須農場ボランティアに参加して
在校生父母 丸原 亜希子
初めての農場での作業は、桜並木の草刈りでした。私の背丈を越す程の草に圧倒されましたが真夏にもかかわらず幸い降った雨のお陰で、疲れることなく作業ができました。
また、作業中のハプニングをも愉しむように乗り切る男子部OBの方のワイルドさに、息子の将来を見るようで頼もしかったです。
那須農場復興支援労働に参加して
最高学部在校生保護者 膳場進二
7月の那須農場ボランティアに家族3人で参加させていただきました。私と妻は1年ぶりで2回目、他校に通う高校球児の息子は初めてです。
私たち家族は約10年前に那須農場から車で5分の住宅街で2年間生活したことがあり、那須農場の道のりは昔の我が家に帰るようで懐かしい感覚になります。
今回はピクニックテーブル作りグループと車庫のペンキ塗りグループに分かれ、私は仲間8人とピクニックテーブル作りを担当することになりました。
雨交じりの曇り空でしたが、都会の喧騒から離れ、おいしい空気に包まれながら、採寸係、切出し係、組み立て係に分かれ作業を行いました。
使い慣れない工具に苦戦しながら1日目に2台、2日目に3台を組み上げ、最後に防腐兼仕上材を塗って5台を完成いたしました。
農場長の話では、作ったテーブルは農場内の催し物に使用する予定で、移動しやすいように小さめの4人掛けサイズになっています。農場に訪れた方のふれあいの空間装置として活用してゆきたいそうです。
もうひとつのグループは農器具小屋の鉄骨塗装を若草色に塗り替えました。塗り替えられた農器具小屋は緑の中で一層映え、テーブルと一緒に来訪者を迎えてくれることでしょう。
作業の後は千本松温泉で汗を洗い流し、そして夕食です。遅れて到着した妻と息子も夕食から合流し、食事係の美味しい料理をいただきながら、既卒・在学・スタッフ・保護者などなど、世代を超えて様々な話題に盛り上がりました。
息子は翌朝から本格参戦です。同学会のMさんとペアを組み、朝5時から牛の餌やり、朝食後は草刈り機を使った除草を担当しました。初めて本格的な農作業を体験し、牛の特徴にあわせた餌の調合や、慣れない農器具の扱いなど、内心は戸惑いや驚きを感じながらもクールに黙々と作業に集中いたしました。その後は同学会のAさんに誘われ、キャッチボールでクールダウン(?)しておりました。
Mさん、Aさん、お付き合いいただき感謝申し上げます。短い時間でしたが、自然の中で汗を流し、美味しものを食べ、いろいろな方とふれあい、充実した時間を過ごすことができました。
農場の皆さま、同学会をはじめ参加の皆さま大変お世話になりました。今後も微力ながら参加させていただきたいと思います。
那須農場復興支援室より
天候が良くない中、7月の支援労働も多くの参加者に支えられて無事に終えることが出来ました。
今回は、プール清掃、テーブル製作など那須農場で快適に過ごす準備に加えて車庫のペンキ塗り、近隣の川掃除など実施することが出来ました。
今回も在校生父母の参加があり、卒業生と一緒に労働することで、普段生徒たちが学園で過ごしている時間の一部をイメージ出来たかと思います。
また、OBと在校生父母との交流ができるのも、復興支援労働ならではと思います。
8月、9月は、労働、キャンプとイベントが続きます。
引き続き皆様のご支援及び参加をよろしくお願い致します。
那須農場復興支援室 木立(D47)