自由学園東北の会

今年の東北の会は、栃木県にある自由学園那須農場が会場でした。

学園からは村山理事長,高橋学園長をお迎えし、加えて協力会松原副会長,同学会蔵原副委員長にも参加頂き、全体で39名の参加となりました。

那須友の会の方々の心のこもったお食事を頂きながら、会は和やかに始まりました。

お料理の報告に続いて、最初に高橋学園長から学園の現状と展望について伺いました。続けて村山理事長より、自身の身に余ると思われた就任の打診に対し思い悩んだ末に、それが神のご計画であると信じ受け入れたとのエピソードを紹介頂き、学園の教育に向ける熱い思いを垣間見たひとときでした。

協力会からは学園を支えるために行われている様々な活動の紹介があり、同学会の報告に続き、女子部卒業生会からのお手紙が読み上げられました。

更に、長年那須農場の運営に携わってこられた幼方さん(D30)から、ミスタ羽仁が農場を拓かれた時の思いや、それから現在に至るまでの教育農場としての働きの数々を、写真を交えて紹介して頂きました。

後半は、那須農場特製のアイスクリームを頂きつつ、参加者お一人おひとりから、近況や那須農場の思い出などを、楽しく聞きあいました。

東北の会のあとは、明治の文豪が執筆のために逗留したという趣のある温泉宿の和泉屋旅館に移動。宿のご主人である田代さん(D27)ご家族が温かく迎えて下さいました。この日のために心を尽くしてご用意くださり、夕食には「自由学園 最高のお食事」の中の料理も並んで、学生時代の話に花を添えました。

2日目の朝は、野鳥の鳴き声と川のせせらぎをバックに、村山理事長の礼拝で始まりました。

朝食後は、那須にある「非電化工房」での見学セミナー。「電気に過度に依存することなく、豊かに生きる」ことを目指して活動を続け、その中での発明の数々を興味深く拝見しました。またその活動を通して、若者や地域を育てて世界に発信して行こうという主催者 藤村先生のお考えを伺い、学園にも通ずるものを感じたひと時でした。

昼食と共に鳥取在住の梅津夫妻(D38,J57)より贈られた完熟メロンを頂き、その後皆で賛美歌「神ともにいまして」を賛美し、来年の再会を願いつつお別れしました。

地方に居てなかなか学園の空気に触れることのできない者にとっては、こうして年に一度集い、旧交を温め、学園の方々のお話を伺い、大きな励ましを頂けた感謝な2日間でした。

(63回生杉田)

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高橋学園長から学園の近況を伺う

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最年長参加者 D11新田目さんのお話し

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参加者のお話しに皆笑顔

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修復されたファーガソントラクターと

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