「自由学園 みらいかん」竣工式
12月16日(土)13時半から、「自由学園みらいかん」の竣工式があり、委員長二名で参加してまいりました。
みらいかんは、正門を出た、グラウンドの向かいに建てられました。未就園児、預かり保育、初等部生の放課後など、主には幼い子どもたちが使用する建物です。最も大きな特徴は、建築に使われた梁や柱、そして室内の、壁、床、机や椅子までが、男子部の生徒たちが海山、名栗での植林活動で育てたヒノキや杉を使用しているということです。
1950年にミスタ羽仁が第一回植林に出発する生徒たちに「30年後、この杉の木を使って新しい校舎を作るのだ」と言って送り出したそうです。その思いが、70年という時を経て、このたび実現されたということに、竣工式の会場は喜びと希望にあふれていました。
竣工式では、海山での、木を切り、皮をむき、製材されていく様子などもスライドで見せていただき、大変興味深い時間でした。
木のぬくもりに包まれた建物はとても居心地がよく、建物内から見える学園の景色も圧巻で、あらためて、この素晴らしい環境がさらに生かされることを願わずにはいられません。
(63委員長 白井・西村)