新卒業生を祝う会(報告)
3月22日(木)19時~21時、自由学園明日館にて同学会・卒業生による新卒業生を祝う会が開かれました。前日から降り続いていた雨も午後過ぎには上がり、青空も見えてきました。日も暮れ始め、三分咲きの桜の木々の下、同学会54名、卒業生会27名、学校関係5名の方々が足を運んで下さいました。
同学会・藏原副委員長(D47)の司会で、新卒業生32名を拍手で迎えました。同学会・浅野委員長(D47)による『今この瞬間から夢を持って、夢に向かって努力し、情熱を持って輝いて欲しい』との熱いメッセージの後、乾杯の音頭をとって頂きました。
懐かしい雰囲気の残るホールと食堂を今回はフル活用し、色とりどりの美しいお料理と飲み物を囲み、新卒業生と卒業生それぞれ終始和やかな歓談を楽しまれていました。新卒業生、大木さんの「まだまだ不安もあるが学園で培った物を大切にし、初心に帰る事を忘れずにいたい」、梅崎君「これからの人生、漢字一文字で表すなら【耕】、那須農場での経験などを通し、これまで支えて下さった方々に感謝したい」というフレッシュなスピーチを聞きました。次に卒業生の奥村君(D69)からは「自分の持っている力を自分の出来る所で、これから存分に発揮して欲しい、身近な人に悩み等どんどん相談して欲しい」、鈴木さん(J89)からは「言われた事に対して必要な物は何か、何ができるかを諦めないで常に考えて行動して欲しい」、小林さん(J91)からは「ひとつひとつの乗り越えた苦労や経験が素晴らしい糧として心に残っている。そんな糧がこれからバトンの様につながって行けばと思う」と、新卒業生にエールが送られました。
ホールに皆様移動し、村山理事長(D32)からメッセージ。「音楽が大変苦手だったという皆さんに何を弾こうかとかなり迷いましたが……皆さんの良く耳にされる選曲をしました」と柔らかな語り口でお話されると新卒業生思わず笑顔に……和やかなムードになった所で『ショパン幻想即興曲』『DJOkawari・Luv Letter』が歓迎演奏として披露されました。流れる様な素晴らしいピアノの音色が明日館に響き渡り、美しい夜景とのコラボに皆様聴き入っておられました。
白井委員長(J63)から閉会の挨拶で新卒業生へ「学園生活を共に過ごした友を一番の宝に、今までの経験全てを何らかの形で活かし、豊かな価値観を持ち続けて欲しい」とのメッセージが伝えられました。保科さん(J63)、中林君(D60)のピアノの演奏で「野の花の姿」「男子部讃歌」を歌い散会となりました。
明日館での新卒業生を祝う会自体は3回目でまだまだ試行錯誤の段階ではありましたが、文化財としての貴重な建物を使わせて頂けた事、その下で同学会と卒業生会が協力し携われた事をとても嬉しく思い、また温かい会になった事など全てに感謝しております。(新卒業生を祝う会 63回生 鈴木・土屋)