北海道自由学園の集いの報告
北海道自由学園の集いは、今年も4月29日の午後、茶野下さん(J77回生)のお店「ビストロ・プティット・レジョン」で開かれました。女子部の出席者は9名、同学会11名といつもより少なかったのですが、昨秋体調を崩された新得共働学舎代表の宮嶋さんが元気に出席され、みんなで喜びました。東京から高橋学園長ご夫妻、また同学会委員長をお迎えし、美味しいお料理をいただきながら、和やかな温かい時間を過ごすことができました。
高橋先生は、今年も丁寧に学園の近況を報告してくださいました。2011年の震災後減少した生徒数が増加傾向にあること、文科省の「学習指導要領改訂の方向性」の中で「よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標」が掲げられていることを紹介されました。これは創立当時から自由学園が目指してきたものであり、だからこその自由学園の使命を語られました。また昨年建築された「みらいかん」の映像や、5月1日に発売された初等部の子どもたちの日々の生活と学びの記録のDVD「土と育つ子どもたち」のダイジェスト版を見せてくださいました。出席した卒業生の中には、初等部の教師をされていた方が二人いらして、初等部の生徒の生き生きとした姿を特に懐かしくご覧になっていました。
同学会の委員長からの報告の後に、女子部卒業生会委員長、協力会会長からのお手紙を代読させていただきました。それぞれお忙しい中、遠く北海道へ思いを寄せてくださっていることに感謝です。
北海道には50数名の卒業生(高等科修了生も含む)が在住しています。この冬に、90歳を超えても毎年スキーを楽しまれていた方が急逝され、またお家で療養を続けていらっしゃる方も増えてきています。欠席された方々の近況も聞き合いながら、皆さまのご健康をお祈りいたしました。(57回生 松島)
今年もビストロ・プティット・レジョンにて