2018年9月度那須農場復興支援労働報告
今年度第6回目の那須農場復興支援労働のボランティアを9月15日(土)〜16日(日)に実施しました。
栃木県にある那須農場では気温が夏から秋にすっかり移り変わり、労働をするには本当に気持ちの良い時期になりました。
今回も同学会19名、女子部卒業生会6名、在校生父母2名、卒業生家族4名の計31名と大勢の方にご参加頂きました。
今回写真が多いため、別途アルバムにまとめました。こちらも併せてご覧ください。
9月の具体的な作業内容は下記の通りです。
①9/21-22に行われる那須農場キャンプの準備
②サイロの準備、デントコーンの収穫、サイロ詰め
③道直し・肥料撒き
④ハザ掛けの準備
⑤食事作り
また9/22の那須農場キャンプの時に、有志で5月のゴールデンウィークに田植えをした稲を全て無事刈取りを行い、ハザ掛けまでを実施することができました。
⑥稲刈り
⑦ハザ掛け
①9/21~22に行われる那須農場キャンプの準備
翌週に迫った同学会主催の那須農場キャンプに向けて、準備も最終段階に入りました。
テントを張るスペースの芝刈りや、駐車場スペースのための草刈り。車で来られる方が通る那須農場までの道沿いも綺麗にしました。
また、当日酪農体験として、子供達が子牛に触れて、お乳をあげられるようなスペースもあっという間に作りました。
当日竹細工のための最終準備も行いました。
②サイロの準備、デントコーンの収穫、サイロ詰め
この時期一番忙しいのがデントコーンの収穫です。刈取りと同時に粉砕をして一気にサイロへ入れて行きます。
5メートルの深さのあるサイロにまずビニールを張り、砕いたデントコーンをその中へ一気に入れて、乳酸菌をかけながら詰めていきます。
この時、カビを防ぐために足で踏み込みながら空気を抜いていきます。
今回も安全確認をしながら、沢山の子供達が手伝ってくれました。
③道直し・肥料撒き
雨や、車が通って道がガタガタになっているところをみなさんで砂利を再び入れ、ランマーで叩いて固めてくれました。
皆さん、慣れた手つきでサクサク作業をしてくれます。
溜まった肥えも汲み上げ畑に撒けば、再び栄養のある植物が育ってくれます。
④ハザ掛けの準備
すくすく育っている稲を9月下旬に収穫予定で、収穫後に稲を干すためのハザかけを作りました。
最高学部の稲刈りで使うハザかけを、貯水池の周りに立てていきます。毎年恒例になっているので、慣れた手つきで黙々と作業をしてくれています。
⑤食事作り
そして、最後は食事作りです。
今回は5名で36人分を準備して頂きました。みんなでワイワイ「こうしたら美味しいのでは」と言いながら作っています。
今回はキャンプの準備もあり男子部48回生のメンバーが多く参加してくれました。
お昼はメキシコ料理。ソフトシェルのタコスとチリコンカーン
そして翌週(9/22~23)に行われたキャンプの2日目は天気がよく、キャンプに参加してしてくださった方々にも稲刈りとハザ掛けを手伝って頂き、0.5反(500㎡)を全て刈り終えました。
今年は天気も良く、稲も順調に成長し、予定通り約20週で収穫できました。
周りを手で丁寧に稲を刈って、わらで束ねて行きます。
0.5反の半分以上を手で稲を刈り、残りは機械で刈って行きます。これで今年も昨年より早く、3時間で終了しました。
刈った稲は、今年特別に新子牛牛舎の中に干させて頂きました。
那須農場復興支援室より
今回は第6回の労働であり、これで予定している那須農場の労働が半分を過ぎてしまいました。
貴重な週末にも関わらず、いつも多くの方々が参加していただいて感謝しています。
自分はこの労働を通して人と人との繋がりが増え、本当に楽しくやらせていただいております。
ここに来られる方は皆さん前向きで、人のために何かをしたいという積極的な気持ちを持ってきてくださるので本当に気持ちがいいです。
このような貴重な体験をさせて下っている那須農場の方々、自由学園の方々に本当に感謝しています。
早く、このような体験を学園の生徒たちにもできるように、引き続き頑張って行きたいと思います。
次回の労働日程は10/20~21ですので、また、皆さんのご参加を心よりお待ちしております。
那須農場復興支援室 宇野(D48)