2018年12月度那須農場復興支援労働報告
今年度第9回目の那須農場復興支援労働のボランティアを、12月15日(土)〜16日(日)に実施しました。
那須でも本格的な冬がきて、朝晩の気温は氷点下になりました。そんな寒さにもかかわらず大勢の方に参加していただき、今年最後の那須農場支援労働を行いました。
今回は同学会16名、卒業生会4名、在校生父母2名、卒業生家族2名、一般の方2名の計26名の方にご参加いただきました。
今回写真が多いため、別途アルバムにまとめました。こちらも併せてご覧ください。
12月の労働の作業内容は下記の通りです。
①新子牛牛舎の竣工
②牛舎の大掃除、鎧とり(牛に付着したフンの除去作業)
③乾乳牛舎の掃除・石灰吹き付け
④台所、食堂・ホールの大掃除
⑤スポーツフェスティバルの景品準備・送付
⑥食事作り
①新子牛牛舎の竣工
前田農場長の構想から数年。。。いよいよ子牛を入れらるような状態になりました。
農場長の優しさで、同学会の労働に合わせて子牛達の引越しを実施しました。まずはみんなで子牛達の移動です。
新子牛牛舎は2つの部屋に仕切られていて、6頭と5頭の合計11頭がお引越しをしました。
最初は結構そわそわしていたのですが、ご飯を食べ、しばらくするとその場所を気に入ったのか、すっかりリラックスしていました。
自ら顔を綺麗にできるブラシもあります。メインで取り組んだ西澤親方たちが見守っていました。
冬の寒い風を少し避けられるように、シートを両サイドに取り付けました。これで寒い冬を暖かく越せそうです。
②牛の鎧とり、牛舎の大掃除
年末にふさわしく、本牛舎にいる牛達の世話と大掃除です。その後、放牧している最中に中の掃除をしました。
小学5年生も一生懸命、朝5時から一番早く起きて率先してやってくれています。いつも頭が上がりません。
③乾乳牛舎の掃除・石灰吹き付け
搾乳を少し休ませている牛(乾乳)の牛舎を掃除し、石灰を吹き付けて、見た目も衛生的にも綺麗にしていきます。
またまた小学5年生がここでも活躍、なんでもできる人になりそう。。。
④台所、食堂・ホールの大掃除
みんなが夜くつろげる食堂を綺麗にし、ワックスをかけます。残念ながら油性ではなく水性ワックスなので、オッセー拭きはありませんでした。
写真がなくて申し訳ないですが、在学生父母と卒業生会の方が食器を全て出して棚を綺麗にし、冷蔵庫の中を整理、使っている食器の消毒まで済ませてくれました。これで気持ちよく新年を迎えられます!
⑤スポーツフェスティバルの景品準備・送付
11月に南沢で行われたスポーツフェスティバルの景品として、那須で採れたお米と野菜の詰め合わせを準備。計量して、宅急便で発送しました。
⑥食事作り
一生懸命働いてくださった皆さんの笑顔を見るために、こちらも楽しみながら料理をしました。今回は豚肉・野菜のギュウギュウ詰め、マカロニサラダ、カボチャのポタージュです。
12月の誕生日祝いと、今年もサンタさん(新人サンタですが)がやってきてくれました。。。
那須農場復興支援室より
今回も年の終わりが迫った時期にもかかわらず、多くの方々に参加いただきましたことに心より感謝申し上げます。
2018年の4月から12月までで参加者を数えると、延べ287名参加していただきました。昨年比でも138%という集計になっています。
徐々にではありますが、これも那須農場への関心の高さ、教育をもう一度ここで実施するという夢を叶えたいというところからきているのだと思います。
我々の力では、放射線量を劇的に下げることはなかなかできませんが、少しずつでも同学会・卒業生会や在学生父母達が願っていることが実現するよう、コツコツ継続するだけなのです。
自分としても、男子部4年生の時に那須農場で過ごした2週間がどれだけ自分の人生に役立ったか、明確にこれとは言えませんが、確実に言えるのは、新しいことに挑戦するという気持ちを形成してくれた一つではあると確信しています。
ぜひ今の学生達にもその場が提供できればと願いつつ、また2019年もみなさんと力を合わせて活動したいと思います。
引き続き、みんなと一緒にサポートをしていきたいと思います。
2019年の初労働は1/19~20で行います。1/20は餅つきをしますので、是非そこだけでもご参加ください。よろしくお願いします。
那須農場復興支援室 宇野(D48)