開会の言葉(2019.9.14第二回委員会追記)
■讃美歌 452番
■聖書 マタイによる福音書22章37-39
イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くしてあなたの神である主を愛しなさい』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分と同じように愛しなさい』」
今日の讃美歌は、今年度の初めにクラスの委員と集まった時に、『笑みつつたえずすすまん』という思いを共有していましたので、選びました。
今年度の卒業生会の目標を『自由学園の幹に連なって』としています。
10代から100歳を超える年代で構成されている卒業生会ですが、必ず自分自身の中に自由学園で過ごした時間が存在するというのは共通です。
在学中は自由学園の中で生きてきた私達が、卒業生・修了生となり自分たちの中で自由学園が生きています。たとえもし忘れている時期があったとしても、自分の中にあることには変わりはありません。
私自身、自分の在学時代に加え保護者としての時間、その内の10年ほどは生活工芸研究所とのお仕事の関わりもありました。
中でも一番長かったのは、自分が在学した時間よりも4人の子ども達がお世話になった21年間でした。
女子部の92回生と98回生なので、ここにいる近い学年の方達には当時も今も大変お世話になっています。息子は今年体操会販売をして下さる95回生の学年と、今年度4年過程を卒業する96回生の学年です。こうして、在学中のみでなく繋がっていることを思います。男子部も、保護者となって初めて足を踏み入れました。
今年度は地方の卒業生会の、4月は北海道、7月には東北の会に出席させて頂きました。いずれも同学会と合同で行われていて、初めてお目にかかる方が殆どなのですが、そこには不思議と、初めてとは思えない空気が感じられ温かく迎えて下さいました。誰もが自由学園に在籍していたというお互いの信頼が根底にあるからだと思います。
卒業生大会を目前にして、私達がどのような思いで準備を進めていったらよいのか、考える時期です。自分の中の自由学園に思いを巡らせて、兄弟姉妹として育ってきた私達は、今日の聖書の箇所にある「隣人」以上の関係かもしれません。
大会で主に節目のクラスの皆さんをお迎えします。生徒・学生時代その在学時期は異なるもののそれぞれの年代の方々を、今日の聖書の言葉を借りると「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして最善の準備をして温かくお迎えしたい」と考えました。今年度の委員会の全員の思いと力を集結させたいと思っています。委員会全体でお迎えしたい、という思いです。
自由学園も100周年という大きな節目を迎えようとしています。
私達も学園に繋がる者として、これからの生徒・学生たちのより良い学びの為に応援し続けたいと思っています。今日の、委員会の後半では学園の教育改革について学園長にお話いただきます。急遽卒業生会全体へ呼びかけることになりクラス委員の皆様には敏速に対応をして頂きありがとうございました。今日の時間が実り多き時間となりますようお祈りください。
最後になりますが、8月末に九州で起きた激甚災害指定となった大雨、最近では関東を直撃した台風15号後の続く停電のほか、多くの災害が起きております。
今のところ、卒業生会に被害の報告は来ておりませんが、何かご連絡があれば会として出来ることを考えたいと思いますので、お寄せ下さい。皆様の為にあわせてお祈り下さい。
(委員長 65津久井)