男子部46回生 クラス会開催
ホームカミングデイで学園に集ってから約10年、男子部46回生のクラス会を開催した。
きっかけはコロナ禍もあけて、そろそろクラス会を開催しようと話が出始めた折、同級生の逝去があり、彼を偲ぶ会もかねて集まることができた。何十年も連絡を取れていなかった旧友とも連絡が取れ、海外に赴任していた友の一時帰国のタイミングとも合い20名が参加した。
初めは、旧東天寮(現しののめ茶寮)で集合し、美味しいクッキー、コーヒーを頂きながら近況情報交換の場となった。同級生の中で高橋和也学園長とSNSでつながっているものがいて、わざわざ足を運んで冒頭ご挨拶頂くことが出来た。我々のクラスへの思い、学園の現状をお話しいただけたことはクラス会の開会に重みを加えていただき一同が感謝した。また喫茶コーナーに同級生のお母様が、たまたまいらっしゃり、ご挨拶をさせていただいたところ、サプライズでシュトーレンの差し入れをいただく小粋な演出も加わり、 個人的には学生時代在校生の母様方が男子部生のお昼ご飯を作りに来てくれた場所であり、かつ、苦楽を共に同級生と生活した東天寮の思い出も交差し、目頭が熱くなった。
お茶の会の後、学園散策の場を設けて頂き、初冬の学園内を同級生の神明久先生のガイドを得ながら、昔と変わらない風景に安心するとともに、新たな建物や学園の取組の話、学部卒業時に勝手に埋めたタイムカプセル所在確認など、ワイワイと盛り上がりながら美しい南沢キャンパスを学生時代の思い出とともに巡った。
夜はひばりヶ丘の料亭を貸し切り、2次会から参加のメンバーも加わり近況報告と共に、もともとの会の趣旨である偲ぶ会として直近に亡くなった長谷川真人に加え、一足先に天国に召された川崎浩、神谷宗一郎、石渡晃治の思い出話で笑ったり、涙ぐんだり故人を想い、学生時代の思い出話もありながらも、同級生の中で、彼らは輝き続けていることが確認できたとてもよい会となった。最後に年明け暖かくなった時に長谷川真人のお墓参りで集結することを誓い散会した。
我々にとって帰ってくる場所があることの幸せを噛みしめことができる良い時間を過ごすことができたことをご報告する。
男子部46回生 クラス委員
青柳 佐知夫