【2023年度 活動報告①】キャリア支援室
南沢委員会の活動を会員の皆様にもご理解いただけるよう、各室担当者に1年間の振り返りを執筆していただきました。今回はその第一弾、在学生の就職活動を支援をする『キャリア支援室』からの内容です。
近日中に、他の委員からの報告も順次掲載させていただく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。
1.各室紹介(目的/対象業務/体制など)
キャリア支援室の役割は、南沢会員のキャリア形成の支援です。今年度は、最高学部のキャリア支援室と連携して、学部生の就職活動やインターンシップの支援を行いました。今年度の体制は並木万里子(J72)長谷部重人(D52)の2名です。
2.参加前の印象(個人の感想)
以前から、勤務先で学部生の就活相談の窓口をしてきたため、学部キャリア支援室の小堺さんと面識がありました。また私自身も就職活動にあたり、自由学園の先輩方に大変お世話になりました。そのため、本部委員会組成にあたってキャリア支援室を希望しました。今年度の活動が、少しでも若い会員の皆さんの応援になればと思い活動してきました。
3.実施内容(今年度やったことの説明)
今年度の活動のメインは2回のイベント開催でした。
■交流イベント
7月1日(土)に卒業生約10名、学部生20名以上に参加いただき、学部生と卒業生の交流イベントを開催しました。第一部は学部生がインターンシップで開発している商品のPR、第二部は卒業生と学部3年生の懇親会を行いました。卒業生と学部生がお互いに初対面ながら、熱のこもったやり取りを和やかな雰囲気の中で行える自由学園ならではの会になりました。詳細は南沢会報キャリア支援号の記事をご覧ください。
■インターンシップ応援イベント
10月14日(土)に「学生主体型インターンシップ応援イベント」を開催しました。学生主体型インターンシップとは、通常のインターンシップで企業が提供する短期間の就業体験とは異なり、学生が主体となって長期にわたり実務経験を積むことで、成長機会と志望する就職先へのアピール材料の獲得を目指す取り組みです。このイベントには10名の卒業生が参加してくださいました。また高橋学園長も応援に駆けつけてくださいました。会場は学園のご厚意により、自由学園みらいかんを使わせていただきました。木のぬくもりに囲まれた空間のおかげで、終始温かい雰囲気に包まれた会になりました。詳細は南沢会報6号の記事をご覧ください。
4.結果考察(何がうまくできて、何がうまくできなかったか ➜ 今後の改善のために)
できたこと、できなかったことは以下のとおりです。
■できたこと
・キャリア支援室の活動には決まった型がありません。関係者と相談しながら、イベントなどを企画し実施しました。
・キャリア支援室メンバー同士は在学中ほとんど面識がありませんでしたが、良好なチームワークを発揮することができました
・主要なステークホルダーである学部キャリア支援室小堺さん(D42)、MindLeaf飯渕さん(D64)との綿密な連携を図りました。
■できなかったこと
現役の学部生の支援に特化したため、卒業生のキャリア支援は着手できませんでした。新卒一括採用、終身雇用の時代が終了し、今後は卒業生に対するキャリア支援が有意義になると思われます。南沢会Webサイトを活用して、南沢会員相互のキャリア支援活動を促進していければよいと思います。
5.委員会を終えて(総括、次年度に伝えたいこと、会員の皆様へのメッセージなど)
・委員会活動は、非常に多くの時間や労力を要求されます。活動を終えるにあたり、自分が委員会活動に時間や労力を出せる環境にあったことに感謝しています。
・数十年ぶりに協働する同級生の成長と頼もしさを感じ、非常に感慨深いものがありました。
・本部委員会は、50才の一年間かけて行われる同窓会のようなものだと思います(ちょっと大変ですが)。このタイミングで同級生の絆を強化でき、自由学園や自分の受けた教育について考える時間を持てたことは、残りの人生にとってプラスの効果があると期待しています。
・一方で、下の世代は人数が少なく、本部委員会の運営が困難になることは避けられないと思います。委員長クラスだけに全てを負わせるのでなく、意欲のある人が継続的に関わり運営していく体制にもしていくべきではとも思います。その際、ボランティアの善意に頼るだけではなく、本部委員に何らかのインセンティブがある形にしていくべきと思います。
以上
南沢会 2023年度 キャリア支援室
D52 長谷部 重人