同学会アーカイブ:同学会について


自由学園同学会は自由学園男子部に在籍したもので、
会員相互間の親睦、ならびに自由学園の発展に協力することを目的とします。

同学会について

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同学会について


自由学園同学会は、自由学園男子部に在籍したもので、会員相互間の親睦、ならびに自由学園の発展に協力することを目的とします。

●同学会規約
自由学園同学会規約
第1章 総則
(名称)
第1条 この会は自由学園同学会とよぶ。

(目的)
第2条 この会は、会員相互間の親睦、ならびにこの会と自由学園との相互連絡を密に保ち、かつ、自由学園の発展に協力することを目的とする。

第3条 この会は、つぎのことをおこなう。
1.会報の発行 2.会員名簿の作成 3.学校法人自由学園評議員候補の選出 4.その他この会の目的のために必要なこと

第2章 会員
(資格) 第4条 つぎのものをこの会の会員とする。
1.自由学園男子部卒業生 2.自由学園男子部に在籍したもので、この会の目的に賛成し、入会を希望し、かつ所属クラスの推薦を経て委員長の承認を得たもの

(会費)
第5条 会員は総会の定める会費を納める。ただし77歳になる当該クラスから会費を納めなくてよい。

特別の理由なくして3年分以上の会費を滞納した会員に対し、本部委員会は第3条に定める「会員名簿」等の発送を停止することができる。 この措置は当該会員が滞納した会費を納めたときに消滅する。
第3章 機関および委員
(機関) 第6条 この会はつぎの機関をおく。
1.総会 2.本部委員会 3.クラス委員会 4.事務局 5.会計監査委員

(総会)
第7条 総会はこの会の最高議決機関で毎年2回委員長が招集する。ただし書面投票をもって代行できる。また必要があるときは委員長が臨時総会を招集する。

(総会の決定事項と決議) 第8条 つぎの事項は総会できめなければならない。総会の決議は、出席者(委任状を含む)の過半数(書面投票の場合、有効投票の過半数)をもって決する。
1.規約の改廃 2.委員長の選出 3.予算および決算 4.自由学園評議員候補者選出選挙規則の改廃 5.その他必要な事項

(本部委員会) 第9条
1.本部委員会は委員長・継続委員及び年次委員で構成し、委員長が統括する。 2.本部委員会は総会の決議に従って、この会の業務を執行する。 3.その他この会の目的のために必要なことを執行する。

(本部委員)
第10条 本部委員は会員の中から委員長が指名する。副委員長は本部委員の中から委員長が指名し、必要に応じて委員長を代行する。 委員長および年次本部委員の任期は原則として1年とし、就任前年度の決算に関する定時総会終結時より、就任当年度の決算に関する定時総会終結時までとする。また継続委員の任期は3年とし、共に再任を妨げない。 なお、クラス委員の任期は従来通り毎年4月1日から翌年3月31日までとする。

(クラス委員会)
第11条 クラス委員会はクラス委員で構成し、必要があるときに委員長が招集する。クラス委員会は本部委員会を補佐し、この会の業務に協力する。

(クラス委員) 第12条 各クラスはクラス委員を置く。クラス委員はつぎのことにあたる。
1.会費徴収の連絡 2.会報および名簿作成のための連絡 3.その他この会の目的のために必要なこと

(事務局) 第13条 1.事務局は委員長の指示に従いこの会の運営に必要な実務をおこなう。 2.委員長は必要に応じて事務員を任命する。
第4章 会計
(経費)
第14条 この会の経費は会費および寄付金によってまかなう。

(会計年度)
第15条 この会の会計年度は毎年4月1日より翌年3月31日までとする。

(会計監査)
第16条 会計監査委員は会員の中から委員長が指名し、会計監査をおこなう。

付則
(規約の実施)
第17条 この規約は、昭和47年9月8日より実施する。 第5条は昭和54年5月13日改正の上実施する。ただし書きは平成11年3月23日より実施する。 第6・7・9・10・13・15条は平成6年4月1日、改定の上実施する。 第3条の3および第8条の4は平成12年5月20日より実施する。 第6条の5および第16条は平成13年1月12日より実施する。 第10条および第15条の改正は平成18年1月21日より実施する。

平成元年度の総会決議事項は下記のとおり。
① 途中入会会員から退会希望があった場合は直ちに認め、名簿から削除する。 ② 卒業生からの退会希望は個別に対応し、クラス委員によって退会希望の確認があっても、卒業生ということで名簿に残す。 ③ 長期会費滞納者には名簿を発送しない。(ただし、未納分会費の納入で送付再開) ④ 同学会報も原則として送付しないが、会費収納向上のため期間を限って送付する。 ⑤ 滞納者の中での上記(発送停止など)該当者の選別は財務委員がおこなう。

平成15年度の総会決議事項は下記のとおり。
① 会員資格を取得以前に在学中逝去された方の入会は、所属クラスの推薦とご遺族の同意に基づき委員長の承認によるものとする。 ② 名簿には既逝去会員と同じ表現で記載する。 ③ 名簿、会報はご遺族の申し出により実費にて送付する。

●同学会の始まり

男子部第1回生が卒業する直前、自由学園創立者の一人である羽仁吉一先生(ミスタ羽仁)が1回生を集めて「卒業したらクラス会はできるだけ開くようにせよ。(中略)男子部は同志同学同行の友の集まりだ。会の名前は同学会がいい」と言われたことから、卒業生組織としての名称が決まりました。

1回生は昭和16年(1941)12月28日に卒業しましたが、翌年元旦の新年祝賀会に「同学会員」として男子部1回生が出席していたことが『学園新聞141号』(昭和17年1月15日発行)で報じられています。

出典:自由学園100年史編纂委員会『男子部新年史作成材料 補訂版Ⅰ』(2015年)

●会員資格

自由学園最高学部を卒業した男子(最高学部開設以前の男子部1回生~8回生は男子部卒業生)は、卒業と同時に同学会員となります。
また自由学園男子部に在籍した人で、同学会の目的に賛成し、入会を希望した人は、所属クラスの推薦と委員長の承認を得て同学会員となることができます。

●活動内容

 総会 
毎年5月の定時総会、1月の新年総会では、活動状況や今後の計画について報告、人事・予算案の承認などを行っています。
 

 新卒業生を祝う会 
毎年3月には女子部卒業生会と合同で「新卒業生を祝う会」を開催し、新たに会員となった人たちを温かく歓迎しています。
 

 イベント 
恒例の那須農場キャンプ大会(毎年9~10月)は、会員・非会員の小中学生や家族連れも含め100名以上が参加して好評いただいているほか、腕時計の分解・組み立て講座(2016年11月)、木工教室(2017年2月)、明日館食堂の椅子づくり(2018年2月)など年度ごとに企画・実施されるイベントもあります。
 

 那須農場支援労働 
東日本大震災・福島原発事故の影響で、在校生による那須農場の労働実習が休止されていることから、同学会として毎月有志を募って支援労働を行っています。牛の給餌や牛舎清掃、敷地内の草刈りなどを主に担当。現在では同学会員のみならず、会員の家族、在校生父母、女子部卒業生会の方々まで、ともに楽しみながら汗を流しています。
 

 地方同学会 
北海道、東北、中部、関西、中国、四国、九州では、女子部卒業生会と同学会合同による集いが定期/不定期で開催され、親睦と交流を深めています。本部委員として首都圏から参加する人の他、開催地域以外や遠方から参加申込みできる会場もあります。
 

 会報 
『同学会報』は、毎年7月・11月・12月・3月発行。各行事の報告(一部は同学会ウェブサイトにも掲載)をはじめ、特集「つながる同学会」では特定のテーマ/業界ごとに会員による寄稿を掲載しています。学部生就職・進学支援特別号(11月発行)では、最高学部3年生の志望進路(業種・職種・進学先)と就職活動状況を紹介しています。
 

●運営体制

 

■本部委員会
本部委員会は委員長・副委員長・継続委員及び年次委員で構成し、委員長が統括します。総会の決議に従い、同学会の目的のために必要なことを執行します。

同学会と女子部卒業生会は、両会の委員会運営をより密接にするため、2021年度から男女とも50歳となるクラスから委員長を選び、運営の責任を担うことを決めました。
その結果、同学会側は2019年度が49回生、2021年度は50回生が責任を担うことになり、2020年度の責任クラスは「空白」となりました。そこで2020年度については「幅広い年代が力を合わせてやっていく」ことにしました。

本部委員会では、距離が離れていたり、忙しかったりして本部委員会に集えない人でも参加できる、力を出せるよう、距離の壁を超える活動の仕組みを整えています。2019年度からウェブ会議システムZoom(ズーム)を活用してきました。
加えて2020年度からはチャットアプリSlack(スラック)の導入や、Googleドライブなどクラウドの活用を本格化して、集まらなくても議論をして物事を決められる、持続可能な委員会運営体制をめざしています。
コロナ禍で集まることが難しかった2020年4〜5月も、こうしたシステムの活用により、本部委員会を滞りなく運営することができました。

 委員長・副委員長 
委員長は、その年度の責任クラス(2019年度は49回生)から推薦で選出された人が、毎年1月の新年総会で承認され、5月の定時総会で就任。各室長は委員長と同じ回生が担当することが多く、委員長クラスが中心となって同学会運営に当たってきました。

2020年度の本部委員会は幅広い年代で運営し、女子部卒業生会との組織統合も控えるため、違った回生の2名の委員長(44回生・46回生)が就任しました。
副委員長は44・50・57回生の3人で構成します。統合初年度の委員長年次となる50回生からは副委員長以外にも複数名が参加し、2021年度への準備もします。また最高学部の最初の男女共修世代である57回生からも副委員長を選びました。

 予算管理室 
会の活動に必要な費用の収支管理をはじめ、会員名簿に掲載される広告の出稿依頼(会員の勤務先や関係団体など)を担当しています。

 総務運営室 
毎月行われる本部委員会、年2回の総会及び「新卒業生を祝う会」を開催するための準備、告知、当日の進行などを切り盛りします。

 イベント室 
秋に行われる「那須農場キャンプ大会」のほか、会員の親睦・交流を深めるための各種イベントを企画・実施しています。

 那須農場復興支援室 
現地での支援労働以外にも、毎月ウェブサイトに掲載する告知原稿及び報告書の作成をはじめ、労働内容や日程について自由学園及び那須農場長と打合せを行ったり、田植えや稲刈りなどは地元農家の方からも助言・協力いただきながら取り組んでいます。

 キャリア支援室 
自由学園の最高学部キャリア支援室と連携し、キャリアガイダンスの講義などで学生の就活の相談役になり、エントリーシートの添削や就職を志望する企業・業界のOBを紹介するなど、学生と卒業生とのパイプ役となっています。

 広報室 
『同学会報』の編集及びウェブサイト運用・更新を担当。会員間で共有したい話題や告知事項について、依頼・取材をもとに掲載するほか、会員の方へ寄稿(特集記事、追悼文など)を執筆いただくこともあります。

 統合準備室 
女子部卒業生会と同学会との統合に向けた協議を行っています。協議の内容は『同学会報』で報告されています。

 次年度委員会準備室 
2021年度(女子部卒業生会と統合以降)の責任クラスである男子部50回生が中心となり、在学中に同期生だった女子部70回生と協議しながら、次年度委員会の在り方を検討しています。

 次世代運営企画室 
最高学部で男女共修が始まった男子部57〜58回生が室員となり、若い世代の参加を促す企画などについて中長期的な検討を進めています。

■地方委員
地方同学会の開催に関する連絡や報告記事の送付など、各地域在住の会員と本部委員との連絡窓口を務めています。

■クラス委員会
各回生から1~2名ずつクラス委員が選ばれ、各クラスの会員と本部委員との連絡役(会費徴収、会報及び名簿作成のための連絡)を担います。クラス委員の集まりであるクラス委員会は、必要に応じて開催されます。

■事務局
事務局は明日館内にあり、会員名簿の発行・更新、郵便物の受取・発送業務など、会の運営に必要な実務を行っています(電話対応は毎週水曜日のみ)。

■会計監査委員
予算・決算書類が適正に作成されていることを確認し、その結果を総会で報告します。

■評議員候補選出管理委員
4年ごとに行われる自由学園評議員候補の選出に際して設置され、必要な業務に当たります。2012年度までは、同学会員が投票する選挙によって評議員候補を選出していました。2016年度以降は会員から推薦による候補者を募り、直近5年間の委員長経験者(または副委員長経験者)を加えたメンバーで互選会議を行うことで、同学会としての評議員候補者を選出しています。
※ 学校法人自由学園 同学会評議員候補者 選出規則および細則

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